「地元漁師と連携して新しい水産加工品を開発したい」「串本の柑橘農家と一緒に加工品を作りたい」。そんなアイデアはあるものの、開発資金の調達や専門家への相談費用、市場調査の進め方など、具体的な一歩を踏み出せずにいませんか?
試作品の製作から商品化まで、新商品開発には想像以上の資金と時間が必要です。特に、小規模事業者にとって、開発資金の確保は大きな課題となっています。
そこで朗報です。わかやま産業振興財団は、県内の中小企業者等と農林漁業者が連携して行う新商品開発を支援する「令和7年度わかやま農商工連携ファンド事業」の募集を開始しました。
目次
農林漁業者と中小企業者等が連携して行う試作開発を支援する制度です。
最大300万円の助成金と専門家のサポートにより、新商品開発の夢に挑戦できます。元気ファンドと異なり、県知事指定の地域資源である必要はなく、県内の農林水産物を活用した新たな試みであれば対象となります。
◆公式サイト:令和7年度ファンド事業助成金募集のご案内
試作開発から事業化の準備まで、幅広い経費を最大300万円まで助成します。助成率は対象経費の3分の2以内で、試作品開発に必要な経費を手厚くサポートします。対象となる経費は以下の4つのカテゴリーに分類されます。
これらの経費は、実際の試作品開発に直接必要となる費用です。ただし、原材料は必要最小限の数量とし、助成期間内に使い切ることが条件となります。また、機械装置は研究開発用のみが対象で、量産用の設備は対象外です。
商品開発を効果的に進めるため、専門家の支援を受けられる費用も助成対象です。ただし、助成事業者自身の旅費は対象外となりますのでご注意ください。
開発する商品の市場性を確認するための調査費用も対象となります。これにより、商品化後の販路開拓や販売戦略の検討に必要なデータを収集できます。
試作段階における市場評価を得るための費用も対象です。ただし、あくまでも試作段階のPR活動に限られ、本格的な販売促進は対象外となります。
◆申請に興味のある方はコチラの公募要領を必ずご一読ください
事業を成功させるためには、農林漁業者と中小企業者の強みを活かした連携体制の構築が不可欠です。両者の役割分担を明確にし、シナジー効果を生み出す事業計画を立てることが重要です。
お互いの強みを活かし、弱みを補完し合える関係性を構築することで、より高い開発成果が期待できます。
申請から事業終了まで約1年の計画的な取り組みが必要です。以下のスケジュールに沿って、余裕を持った準備を進めることをお勧めします。
審査では、事業の実現可能性と地域経済への波及効果が重視されます。以下のポイントを押さえた申請書作成が採択への近道となります。
申請に必要な様式は、わかやま産業振興財団のホームページからダウンロードできます。
【URL】https://yarukiouendan.or.jp/
※トップページの新着情報、または補助金情報からアクセスしてください。
事業計画の策定や申請書の作成など、お気軽にご相談ください。
串本町商工会
TEL:0735-62-0044
住所:和歌山県東牟婁郡串本町串本2052-1
公益財団法人わかやま産業振興財団 経営支援部 産業支援班
担当:岡崎、橋詰
TEL:073-432-3227
Email:shinsan@yarukiouendan.jp
※本事業は令和7年度予算の成立が前提となります。
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