今回ご紹介させていただくのは、串本町(大水崎地区)で鍼灸院を営む、漢方はり院 一期一会さんです。
熊野地方の魅力に惹かれて、この地で鍼灸院を開業された中島 真喜夫さんにお話しを伺ってきました。
東洋医学に分類される鍼灸は、四診と呼ばれる独自の診断を行います。
望診:視覚診察(精神状態や皮膚等の状態で診断)
聞診:聴覚や嗅覚診察(声やせき、匂い等で診断)
問診:聞取り診察(症状や既往歴等で診断)
切診:脈拍診察(脈拍の速さ強さ、皮膚の固さ等で診断)
施術が始まってからは、うつ伏せになるなどのタイミングで、その都度、四診を行い状況に応じた施術を行いますので1時間を超えます。
時間が30~40分の鍼灸院が多い中、すごく丁寧な診察をしてもらえるので、その分満足度は高くなります。
機能低下があると、こんな匂いが感じられるそうです。
肺 :血液のような少し生ぐさい匂い
肝臓:脂っぽい匂い
膵臓:甘酸っぱい匂い
私がとくに気持ちいいと思う場所は頭と首のさかい目と肩甲骨の内側あたりです。
打ってもらうと、ズーンと押されるような感覚があり、皮膚の上からでなく中のコリを直接もみほぐしてもらっているようで最高でした。
特に頭と首のさかい目は、首だけなくコリ固まった眼球の後ろ側を、直接ギューッと指圧されている感じで、眼も軽くなり天にのぼるような感じでした。
体がとても軽くなりスッキリして外に出てさらに驚いたのは、目に映る全てものが色濃く鮮やかに見えたことです。
↓見える景色の違いはこのような感じでした。
丁寧な診察で1時間と長いのに料金は、
初回は4,000円
次からは3,000円
一般的な料金(4,000~6,000円 30~40分)よりもかなり安いように思います。
中島先生いわく、
「串本に住まわせてもらい、自分も健康にしてもらっている。地域と皆さんへの恩返しのつもり!」
とのことです。
「鍼(はり)」と聞くと注射針をイメージして「痛いのでは」と不安になる方がおられます。
通常、刺す深さは1~2ミリ程度で、ほとんど痛みはありません。(気持ちよくて治療中に寝入ってしまう方が多くおられます。)
針は細いほど痛みが少なく、鍼灸用のはりは予防注射の針よりはるかに細く、髪の毛より少し太い程度のものを使用します。
また注射針は皮膚を切り裂く作りをしていますが、鍼灸用は皮膚を傷つけずにくぐり抜けるように先端が丸みを持たせています。
鍼には血液循環を良くしたり、免疫細胞の増加・活性化に作用があります。
また、内臓の働きを調節する自律神経を整え恒常性維持機能を高める働きもあります。
他の症状もよくなる
はじめは腰痛や肩コリのためであっても、治療を受けているうちに風邪を引きにくくなった、身体が軽い、体調が良い、よく眠れるようになった、などの変化を実感される方がたくさんいらっしゃいます。
鍼灸を受ける割合
日本で生涯のうちに鍼灸を受ける割合は26~32%です。調べていくと欧米でもフランス21%、ノルウェー16%、イギリス7%、アメリカ4%と、思っていた以上に多くの方が鍼灸を受けていることがわかりました。(2006年調査)
さて、今回ご紹介させていただいた漢方はり院 一期一会はいかがでしたか?
「はりは怖い・痛そう」という声をよく聞きますが、ほぼ痛みもなくスッキリ感は最高です。
皆さまもぜひお試しになってください。
中島先生のプロフィール
兵庫県の県立高校で教鞭をとるかたわら、男子バレー部顧問としても全国大会へ4回出場。
医師から過労が原因で失明の可能性があると告げられ、悩んだ末に鍼灸師になることを決断。
鍼灸伝来と徐福の関わりを調べるため新宮市を訪れたことがきっかけで、熊野の魅力に魅せられ何度も足を運ぶ。
「人を健康にするには、まず自分自身が健康に!」との考えから、平成21年に自然豊かな串本町で鍼灸院を開設。
今でも月に数回は、秘密のお気に入りスポットで座禅を組み、健康を維持されています。
中島先生の健康訓
お店情報
屋 号:漢方はり院 一期一会
住 所:和歌山県東牟婁郡串本町串本2064 場所はこちら
☎ :0735-62-0101(予約制)
治療時間:午前 9:00~12:00/午後14:00~18:00
休 診 日:木曜・金曜・年末年始
ぜひ一度行ってみてくださいね!
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