「地域の特産品を活かして新商品を開発したい」「観光資源を活用した新サービスを始めたい」。そんなアイデアはあるものの、開発資金の調達や専門家への相談費用、市場調査の進め方など、具体的な一歩を踏み出せずにいませんか?
試作品の製作から商品化まで、新商品開発には想像以上の資金と時間が必要です。特に、小規模事業者にとって、開発資金の確保は大きな課題となっています。
そこで朗報です。わかやま産業振興財団は、和歌山県の地域資源を活用した新商品開発を支援する「令和7年度わかやま中小企業元気ファンド事業」の募集を開始しました。最大600万円の助成金と専門家による支援を通じて、すでに多くの事業者が新商品開発に成功しています。
本記事では、申請から採択までのプロセスや、串本町で活用できる52種類の地域資源、対象となる経費の詳細を分かりやすく解説します。この支援制度を活用することで、あなたの新商品開発の夢を確実な一歩で始めることができます。
地域資源を活かした新商品開発で、あなたのビジネスを次のステージへと飛躍させましょう。
目次
本助成金は、地域資源を活用した新商品・新サービスの開発を支援する制度です。
試作品の製作費用から、専門家への相談費用、PR費用まで幅広い経費を対象としており、製品化までの道のりを強力にバックアップします。
◆公式サイト:令和7年度ファンド事業助成金募集のご案内
地域資源を活用した新商品開発に取り組む方向けのコースです。これから試作品開発に挑戦する方、市場調査から始めたい方に最適です。
開発にかかる経費の一部を助成します。助成額は50万円以上99万9千円以内で、助成率は活用する地域資源により異なります。県指定の地域資源を活用する場合は対象経費の2/3以内、その他の地域資源の場合は1/2以内となります。
地域資源を活用した事業で、より大きな展開を目指す方向けのコースです。上記の分野Aの要件に加えて、事業完了3年後までに以下のいずれかの達成を見込める事業が対象となります。
開発にかかる経費の一部を助成します。助成額は100万円以上600万円以内で、助成率は活用する地域資源により異なります。県指定の地域資源を活用する場合は対象経費の2/3以内、その他の地域資源の場合は1/2以内となります。
※事業計画の実現可能性や地域経済への波及効果などを総合的に審査し、採択を決定します。
串本町では以下の地域資源が県知事により指定されています。これらを活用した新商品開発や新サービスの提供が、令和7年度元気ファンドの対象となります。
【農林水産物の生産地】
地域資源を活用した商品開発といっても、その方法は様々です。例えば、紀州備長炭を原材料として使用するだけでなく、その特性やイメージを活かした商品・サービスの開発も対象となります。
また、一つの商品やサービスの中で、複数の地域資源を組み合わせることも可能です。水産物と観光資源を組み合わせた体験型サービスなど、地域資源の掛け合わせによる新しい価値の創造も検討できます。
なお、地域資源は必ずしも串本町だけで指定されているものではありません。例えば「紀州備長炭」のように、和歌山県内の複数の市町村にまたがって指定されている資源もあります。
どの地域資源をどのように活用するか、その組み合わせ方や活用方法によって、様々な事業展開の可能性が広がります。
地域資源の指定内容は随時更新される可能性がありますので、申請の際はわかやま産業振興財団のホームページで最新の情報をご確認ください。新商品開発のアイデアがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
◆わかやま中小企業元気ファンド事業実施要領に基づく地域産業資源の指定について
新商品開発には様々な経費が必要となりますが、本助成金は開発段階で発生する費用を幅広くカバーします。主な対象経費を項目ごとにご説明します。
試作品の開発には、材料の購入から加工、必要な機械設備まで、様々な経費が発生します。具体的には次のような費用が対象となります。
なお、原材料は必要最小限の数量とし、助成期間内に使い切ることが条件となります。また、機械装置は研究開発用のみが対象で、量産用の設備は対象外です。できるだけリースやレンタルでの対応を検討してください。
商品開発を効果的に進めるため、専門家の知見を活用する費用も助成対象となります。
開発した商品の市場導入に向けた準備に関する費用も対象となります。ただし、あくまでも試作開発段階の経費に限ります。
以下の条件を必ずご確認ください。
また、50万円以上(税抜)の経費については、見積書の提出が必要です。
事前相談の段階で対象となる経費かどうかを確認することで、スムーズな申請手続きにつながります。
◆申請に興味のある方はコチラの公募要領を必ずご一読ください
本助成金は、以下のようなスケジュールで進行します。申請をお考えの方は、余裕を持った準備をお勧めします。
令和6年11月18日(月)から令和7年1月17日(金)17時まで
募集期間中に必要書類をすべて準備し、提出する必要があります。提出後の書類の差し替えや追加提出は一切できませんので、書類の準備は早めに開始することをお勧めします。特に、納税証明書などの公的書類は取得に時間がかかる場合がありますので、ご注意ください。
審査は3段階で行われます。
交付決定日(令和7年4月上旬予定)から令和8年2月末日まで
開発した商品の事業化に向けて、この期間内に以下を完了させる必要があります。
※複数年度事業として申請することも可能です。その場合、毎年度の審査委員会での承認が必要となります。
このスケジュールを踏まえ、事業計画を立てる際は、十分な開発期間と成果物の完成時期を見据えた計画としてください。
申請に必要な様式は、わかやま産業振興財団のホームページからダウンロードできます。
【URL】https://yarukiouendan.or.jp/
※トップページの新着情報、または補助金情報からアクセスしてください。
公募要領によると、以下の5つの項目から総合的に審査が行われます。
なお、以下の場合は加点対象となります。
申請書類の作成にあたっては、これらの審査ポイントを意識しながら、具体的な記載を心がけてください。詳しい内容や不明な点については、商工会または和歌山産業振興財団にお問い合わせください。
串本町商工会
TEL:0735-62-0044
住所:和歌山県東牟婁郡串本町串本2052-1
公益財団法人わかやま産業振興財団 経営支援部 産業支援班
担当:岡崎、橋詰
TEL:073-432-3227
Email:shinsan@yarukiouendan.jp
※本事業は令和7年度予算の成立が前提となります。
わかやま産業振興財団が実施する令和7年度元気ファンド事業は、地域資源を活用した新商品・新サービスの開発を、最大600万円の助成金と専門家のサポートでトータルに支援する制度です。
まずは串本町で指定された水産物、鉱工業品、観光資源など52種類の地域資源から、自社の強みを活かせる資源を選びましょう。次に、事業規模に応じて、少額支援の分野A(上限100万円未満)か、大規模展開を目指す分野B(上限600万円)を選択。そして令和7年1月17日までに、事業計画書など必要書類を準備します。
この支援制度を活用することで、試作品開発、市場調査、専門家への相談、PRまで、商品化に必要な資金と知識を確実に確保できます。
新商品開発への第一歩を踏み出すチャンスです。地域に眠る資源を活かしたあなたのアイデアを、串本町商工会とわかやま産業振興財団が全力でサポートします。
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