• はっぴぃ。商い。行きます。聞きます。提案します。

早いもので、もう11月も後半に入りました。年末に向けてお忙しい時期かと思いますが、本日は皆さまの将来の商売に役立つ、大切なお知らせがあります。

先日、公益財団法人わかやま産業振興財団より、県内の事業者様に向けた最新の支援施策に関する情報提供がありました。

その中から今回は、特に串本町の皆さまに関わりの深い、リスクを抑えて新商品開発に挑戦できる「助成金(ファンド事業)」と、これからの経営を考えるための「無料セミナー(海外展開・GX)」の情報をピックアップしてご紹介します。

「難しそう…」と思われるかもしれませんが、分かりやすく噛み砕いて解説しますので、ぜひコーヒーでも飲みながら最後まで目を通してみてくださいね。

皆さん、日々の経営の中で、「もっと売上を伸ばしたい」「新しいお客さんに来てほしい」と考えることはありませんか?
そんな時、ふと頭に浮かぶのが「新しい商品」や「新しいサービス」のアイデアだと思います。

例えば、「串本の美味しいポンカンやキンカンを使って、観光客向けのお土産を作りたい」、「知り合いの漁師さんと協力して、新鮮な魚を使った加工品をネットで売りたい」

こんな素敵な「やりたいこと」をお持ちでも、「開発にお金がかかるから…」「失敗したら怖いし…」と、二の足を踏んでしまっていませんか?

そんな経営者の皆さんの背中を押してくれるのが、今回ご紹介する「わかやま中小企業元気ファンド」と「わかやま農商工連携ファンド」という2つの助成金です。

これらは、和歌山県の地域資源(特産品や観光資源など)を活用した取り組みや、農林漁業者との連携による新商品開発にかかる費用の一部を助成してくれる制度です。

最大の魅力は、「助成率が3分の2以内」であること。

例えば、試作品の材料費やパッケージのデザイン代、専門家への相談料などで合計150万円かかったとしても、そのうち最大100万円が助成されるイメージです(※金額はコースにより異なります)。これなら、リスクを大幅に抑えて新しい挑戦ができますよね。

ただし、一つだけ気をつけていただきたいのが「締め切り」です。
今回の募集締め切りは、令和8年(2026年)1月16日(金)となっています。

「まだ来年の話か、十分時間があるな」と思われた方、要注意です!これから年末年始の繁忙期に入りますし、役所や関係機関もお休みになります。申請書には「事業計画」を詳しく書く必要があり、準備には思いのほか時間がかかるものです。

「難しそう…」と諦める前に、まずは私たち商工会へお越しください。
「私のアイデアは対象になる?」「申請書には何を書けばいいの?」といった疑問に、私たち職員が一緒に考え、サポートいたします。早めのご相談が、採択への一番の近道ですよ。

【参考リンク】わかやま中小企業元気ファンド・農商工連携ファンド詳細(わかやま産業振興財団)

「海外への販売なんて、うちのような小さなお店には関係ないよ」
「脱炭素とかGXとか、横文字ばかりで難しそうだなぁ」

そんなふうに思われていませんか?
実は今、円安の影響や環境意識の高まりで、私たちのような地方の小規模事業者にこそ、大きなチャンスが巡ってきているんです。今回は、そんな新しい時代の「攻め」と「守り」を学べる、参加費無料のセミナーを2つご紹介します。

「アメリカで商品を売る」と聞くと壮大に聞こえますが、対象となるのは生活雑貨やキッチン用品、そして食品など、私たちの身近な商品ばかりです。特に今は空前の日本ブーム。串本の豊かな自然から生まれた産品が、海を越えて評価される可能性は十分にあります。

  • 日時: 12月8日(月) 14:00~17:00
  • 場所: アバローム紀の国(和歌山市)またはオンライン配信
  • 詳細・申込: こちらをクリック

「まずは話だけでも聞いてみる」という気軽な気持ちで、海外展開の第一歩に触れてみませんか?

少し難しい言葉ですが、要は「環境に配慮した経営をすることで、会社を強くしよう」という取り組みのことです。最近は電気代の高騰もあり、省エネはコスト削減に直結する重要な経営課題ですよね。
今回は「経営に効くニュースの読み方」というテーマで、世の中の流れをどう自社の経営に活かすか、基礎から分かりやすく解説してくれます。

  • 日時: 12月1日(月) 15:00~16:30
  • 場所: オンライン開催
  • 詳細・申込: こちらをクリック

どちらのセミナーも、専門家の話を無料で聞ける貴重な機会です。
「食わず嫌い」はもったいないですよ。人口減少が進む中、商売を長く続けていくためのヒントが、きっとここにあるはずです。

ここまで、助成金やセミナーについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。 「良い話だとは思うけど、申請書を書くのが大変そうだなぁ」 と不安に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

でも、そこで諦めてしまうのはもったいないことです。そんな時こそ、私たち串本町商工会を頼ってください。

商工会は、皆さんの事業を成功させるための「無料の経営相談所」です。 今回ご紹介した「元気ファンド」や「農商工連携ファンド」の申請書の書き方はもちろん、「そもそもウチの商品の強みは何だろう?」といったアイデアの整理から、一緒に考えましょう。

また、私たちだけでは解決できない専門的な課題には、専門家派遣の制度もございます。 その道のプロを無料で活用できる仕組みが整っています。

さらに、毎月第一木曜日には特別相談会を開催しており、ワンストップで様々な経営課題に対応できるようになっています。

一人で悩まず、まずは商工会までお電話ください。私たち職員一同、皆さんの「挑戦」を全力でサポートさせていただきます。


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