• はっぴぃ。商い。行きます。聞きます。提案します。

串本町商工会の会員の皆様、明けましておめでとうございます。 令和8年、新しい年がスタートいたしました。本年も皆様のご商売が繁盛されますよう、心よりお祈り申し上げます。

さて、まもなく皆様のお手元に、和歌山県商工会連合会からの「商工会報 1月号(第529号)」をお届けする予定です。 (※郵送のほか、メールマガジン等で配信される場合もございます)

普段は「忙しくてなかなか目を通せない」「文字が小さくて読むのが億劫だ」という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、今回の1月号には、今年一年の経営を左右するような重要なトレンド予測や、私たちの身近な仲間が成果を出した事例など、決して見逃してほしくない情報が満載です。

そこで今回は、会報のお届けに先立ち、串本町の事業者の皆様の経営や生活に直結する「これだけは押さえておきたい重要ポイント」を厳選し、私なりに分かりやすく整理いたしました。 「届いたらここだけは見てほしい」という箇所をガイドしますので、ぜひご一読ください。

令和8年という新たな年を迎え、皆様におかれましては気持ちを新たに事業に向き合っておられることと存じます。 会報の巻頭には、植田県連会長や宮崎県知事、各部会長からの年頭挨拶が掲載されています。

まず注目していただきたいのが、植田英明県連会長の挨拶です。 挨拶の中で植田会長は、エネルギー価格や原材料の高騰、そして最低賃金の引き上げに伴う人件費の負担増など、私たち中小・小規模事業者が置かれている厳しい現状について深く言及されています。 その上で、本年は「広域支援体制の強化」を重点的に進めると明言されています。

これは具体的には、個々の商工会だけでは対応が難しい高度で専門的な経営課題に対し、県内の7つの経営支援センターを主軸とした専門家チームと連携して、より手厚いサポートを行う体制を整えるということです。

「一人で悩まなくていい。組織全体で解決にあたる」という、私たちにとって非常に心強いメッセージですので、ぜひご一読ください。

また、今年は私たちの声を国に届けるパイプがより一層太くなることが期待できるニュースも掲載されています。

一つ目は、植田県連会長の「旭日小綬章(きょくじつしょうじゅしょう)」受章です。 平成18年から長きにわたり地域経済の活性化に尽力された功績が認められたものであり、和歌山県の商工会にとっても大変名誉なことです。

二つ目は、商工会青年部出身である越智俊之参議院議員の「経済産業大臣政務官」就任です。 現場の汗と苦労を肌感覚で知っているリーダーが、経済産業省という国の要職で活躍されることになりました。これは、私たちの現場の小さな声や要望が、国の政策により反映されやすくなる大きな好機と言えるでしょう。

次に、会報の中面(4面・5面あたり)に掲載されている「経営のヒント」をご紹介します。 ここには専門家による「2026年の展望」や、和歌山県内で活躍する事業者の「成功事例」など、明日からの商売に役立つエッセンスが詰まっています。

株式会社ビーシーチャレンジの寺下卓氏によるコラムでは、2026年(令和8年)は「丙午(ひのえうま)」の年にあたり、大きな飛躍や発展のチャンスがある年だとされています。 その中で、特に注目すべきトレンドとして以下の2点が挙げられています。

AIエージェントの本格普及

「AIなんて難しそう」と思われるかもしれませんが、2026年はAIが単なる道具から、秘書のように自律して働く「AIエージェント」へと進化すると予測されています。 例えば、在庫管理や画像診断、文章作成など、これまで人が行っていた作業をAIが代行してくれるようになります。人手不足が深刻な今こそ、こうしたデジタル技術を「新しい従業員」として迎え入れる発想が必要です。

賃上げと生産性向上

国は「賃上げ促進税制」や「業務改善助成金」などを通じて、中小企業の賃上げを強力にバックアップしています。物価高に負けない強い経営体質を作るためには、これらの制度を賢く活用し、生産性を高めていくことが不可欠です。

では、実際にどのように工夫すれば良いのでしょうか。4面に掲載されている有田川町の「みっちゃん農園」(小澤光範代表)の事例が大変参考になります。

160年続くミカン農家の6代目である小澤さんは、「JAへの出荷」という従来のスタイルだけでなく、自ら販路を開拓する道を選びました。 その手法は、SNSを活用して年間1,000人以上とメッセージを交換し、オンラインで繋がったお客様とマルシェなどのリアルな場で交流するというものです。

「みかんで世界をもっとオモシロク」というミッションを掲げ、「笑顔・幸せ・感謝・未来」という価値観をお客様と共有することで、単なる売り手と買い手の関係を超えた濃いコミュニティを作り上げています。

また、小澤さんは事業再構築補助金の申請において商工会を活用され、単なる資金調達だけでなく、事業計画のブラッシュアップを行い、経営のパートナーとして商工会を頼りにされています。 「IT活用」×「ファン作り」×「商工会活用」。この組み合わせは、私たち串本町の事業者にとっても大きなヒントになるはずです。

◆みっちゃん農園の公式サイトはコチラ

販路開拓の面では、池袋サンシャインシティでの「ニッポン全国物産展」や、近鉄百貨店での「地元のいいもの発掘市」など、県連主催の販売機会も活発に行われています。

特に「ニッポン全国物産展」では、3日間で約8万3千人もの来場者があり、出展者からは「直接お客様の反応が見られて良かった」との声が上がっています。 串本町からも自慢の商品を持って、こうした広い舞台へ挑戦してみませんか?

日々の商売に追われていると、どうしても視野が自分の店の周りだけになってしまいがちです。 しかし、私たち商工会は全国にネットワークを持つ組織であり、そのスケールメリットは皆さんの経営を下支えする大きな力になっています。

11月20日に開催された「第65回商工会全国大会」の様子も紙面に掲載されています。 この大会には高市内閣総理大臣も出席され、私たち中小・小規模事業者のために以下の6項目の重要決議が採択されました。

私たちの小さな声を束ねて国に届け、制度や予算といった形で現場に還元する。これも商工会の大切な役割の一つです。

また、大変嬉しいニュースが飛び込んできました。 1月25日に岩手県で開催された「商工会青年部全国大会」において、なんと近隣の商工会青年部が輝かしい成績を収めました。

同じ紀南地域の仲間が全国の頂点に立ったことは、私たちにとっても大きな誇りであり、刺激になります。 さらに、商工会女性部においても、地域振興への貢献が評価され、県内の多くの女性部が優良表彰を受けています。 国を動かす大きな活動と、地域で汗をかく青年部・女性部の熱い活動。この両輪が、令和8年も串本町の商工業を力強く支えていきます。

最後に、経営者ご自身と会社を守るための、実務的な情報をお伝えします。 会報の後半(6面・8面あたり)をチェックしていただきたいのですが、特に重要なのは以下の3点です。

6面では、「がん検診」の重要性が特集されています。 現在、働く世代の死因第一位は「がん」であり、40代から60代の3人に1人が罹患すると言われています。 しかし、恐れる必要はありません。がんは早期に発見できれば、9割以上が治癒すると言われています。逆に言えば、発見が遅れることこそが最大のリスクです。

ご自身はもちろん、従業員の皆様にも検診を勧め、会社全体で「健康経営」に取り組んでみてはいかがでしょうか。

万が一への備えとして、商工会の「共済制度」もぜひ見直してみてください。 「商工貯蓄共済」は、月額2,000円からの掛金で、貯蓄・融資・生命保障の3つの機能を備えた、商工会員ならではの制度です。

また、現在の金利情報(令和7年12月1日現在)として、小規模事業者経営改善資金融資(マル経融資)の金利は年利2.10%となっています。資金繰りについても、お気軽にご相談ください。

そして、忘れてはならないのが、目前に迫った確定申告です。 串本町商工会では、以下の日程で税務相談を実施します。カレンダーへの記入をお願いします。

毎年、期限間際は大変混雑いたします。 「早め早めの準備」が、精神的な余裕と正しい申告につながります。 必要書類の準備など、ご不明な点があれば、遠慮なく商工会までお問い合わせください。

今回の記事でご紹介した内容は、まもなく届く会報の一部を抜粋したものです。 詳細な記事や、他の地域の取り組みなども掲載されておりますので、届きましたらぜひ一度、全体にも目を通してみてください。 (※郵送で届く方、またはメール等で配信される方がいらっしゃいます)

また、お手元に届く前でも、以下のボタンからPDF形式で全文をご覧いただけます。

▼ 和歌山県商工会報 1月号(第529号)を一足先にチェック! ▼

商工会報1月号(PDF)を開く

いかがでしたでしょうか。 令和8年は、AIの進化や物価変動など、経営環境の大きな変化が予想されます。 しかし、私たちには商工会という全国規模のネットワークと、地域で支え合う仲間がいます。

会報(またはメール)が届きましたら、ぜひ一度中身をご確認ください。 そこには、あなたの経営を助けるヒントが必ず隠されています。

「どう対応すればいいか分からない」「新しいことに挑戦したいが不安だ」 そんな時は、決して一人で抱え込まず、私たち商工会にご相談ください。 本年が皆様にとって飛躍の年となりますよう、共に歩んでまいりましょう。 どうぞよろしくお願い申し上げます。


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