会員さんからのお話から、観光客は「ほぼコロナ禍前に戻った。」という声を聞くことができました。
和歌山県が11月9日に発表した令和5年の県内の主要観光地(7か所、串本町を含む)における夏季(7/1~8/31)の宿泊客数は約77.1万人(前年度比約107.7%)、日帰り客数は約243.0万人(前年度比約108.3%)で、総数は約320.1万人(前年度比約108.2%)となっています。
串本町ではこの期間台風の影響もあり、対前年度比で宿泊客は減少しましたが日帰り客数は増加となりました。コロナ禍前の令和元年との比較では、宿泊客数は8割弱でしたが、日帰り客数は約3割増となり、総数では2割近い増加となっています。
★令和5年 主要観光地における夏季の観光客入込状況:和歌山県
観光地ではキャッシュレス対応が進んでいます。お客様はほぼ現金を持たないそうです。
特にレジャー産業や飲食業、お土産品店でキャッシュレス化が進みました。お客様からの評判も良かったようです。お土産品店では客単価アップの効果もあったようでした。
そんななか,町内事業所の今後の取組み方針を聞きました。
特に「事業承継」は喫緊の課題なので早期の承継を目指す
とのお話でした。
会員さんとの話の中からこんな課題が解決できればいいんだがという話を聞きました。
がタイミングや方法が分からないとの話を多く聞きました。
※「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉です。
串本町内はスキューバダイビング、マグロ釣りなど非日常的な体験メニューなどもあり「コト」消費に繋がるものはたくさんあります。「コト」消費を関係人口との交流を手段として地域の担い手として活躍する人材を確保することも考えられるとの話でした。
※コト消費とは商品やサービスの購入を決めるときに「体験」、「経験」の価値を重視する消費行動のことです。体験消費とも呼ばれています。
串本町内事業者の取組み方針と課題が一致!
今回のヒアリングでは、事業主の高齢化進む串本町にあって特に重要なのは、串本町内に「お店を1つでも多く残すことである。」との意見が多かったです。それには
などがあります。
串本町商工会では、令和5年12月11日午後2時から午後4時までオンラインによる事業承継セミナーを開催いたします。ぜひ一緒に学び、一日も早く承継に取り掛かりましょう。
申込、詳細につきましてはコチラをご覧ください。
★【12月11日(月)】上手な事業承継【老後の自分と家族と地域を守る】~小規模、個人事業主のための事業承継セミナー~
地方圏は、人口減少・高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面していますが、地域によっては若者を中心に、変化を生み出す人材が地域に入り始めており、「関係人口」と呼ばれる地域外の人材が地域づくりの担い手となることが期待されています。
取り組み方法、事例は以下を参照してください。
★関係人口とは:総務省
★地方創生:内閣官房・内閣府総合サイト
「分かりにくいこと」や、「ややこしい」は先ず商工会へと感じることがあれば、先ず串本町商工会に連絡して下さい。一緒に考え、解決していきましょう。(電話:0735-62-0044)