串本町の事業者の皆さん、経営のお悩みはありませんか?「経理の効率化をしたいけど方法がわからない」「販路を広げたいけど手が回らない」「ITを活用したいけど専門知識がない」など、様々な課題を抱えている経営者の方は多いのではないでしょうか。
そんな時に頼りになるのが、専門知識を持った人材の力です。でも正社員として雇うのはハードルが高い…。そこで注目したいのが「副業・兼業プロ人材」の活用です。
和歌山県では令和7年度から、県内の中小企業が初めて副業・兼業プロ人材を活用する際に、その費用の一部を補助する制度が始まりました。最大45万円の補助が受けられるこの制度、ぜひ経営課題解決のチャンスとして検討してみませんか?
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副業・兼業プロ人材とは、専門的な技術や資格、知識や技能を持ち、本業とは別に他の企業でも活躍する人材のことです。
彼らは常勤雇用ではなく、業務委託契約に基づいて、職務や期間を限定して業務に従事します。つまり、「必要な時に」「必要な業務だけ」専門家の力を借りることができるのです。
例えば、こんな方々が活躍しています。
これらの人材を活用することで、自社だけでは解決が難しかった課題に取り組むことができるだけでなく、彼らの知識やノウハウを社内に蓄積できることが大きなメリットです。
「短期間で集中的に学び、その後は自社で継続する」という効率的な人材育成も可能になります。
この「副業・兼業人材活用促進補助金」は、和歌山県内に本社または主たる事業所を持つ中小企業等が対象です。串本町内の事業者の皆さんも、もちろん対象となります。
特筆すべきは、令和7年度からプロ人材への報酬も補助対象経費となったことです。これまでは人材紹介手数料のみが対象でしたが、今回から実際に副業・兼業プロ人材に支払う月額定額報酬も補助対象になりました。これにより、より多くの事業者にとって専門人材の活用がグッと身近になっています。
ただし、注意点もあります。この補助金は以下の条件を満たす方が対象です。
また、単純作業やマニュアルに基づく定型的な業務など、専門的な知見やノウハウを必要としない事業は対象外となります。
ベテランの経理担当者が退職した場合、新しく雇った経理担当者に対して経理のプロからサポートを受けることで、スムーズな業務引継ぎが可能になります。また、経理業務の仕組み化やマニュアル化、経理ソフトの効率的な使い方など、長期的に役立つノウハウを社内に蓄積できます。
今やビジネスに欠かせないSNSやWebマーケティングも、専門知識がないと効果的な活用が難しいもの。マーケティングのプロ人材を活用することで、効果的な写真撮影や投稿文の書き方、ターゲット層の分析方法など、自社でも継続できるマーケティング戦略を構築できます。
商品開発や販路開拓の経験豊富なプロ人材に短期間サポートしてもらうことで、新たな市場へのアプローチ方法や効果的な営業戦略を学ぶことができます。特に地方企業にとっては、都市部のトレンドや市場動向を取り入れる貴重な機会になるでしょう。
副業・兼業プロ人材の活用から補助金受給までの流れは以下のとおりです。
特に注意したいのは、補助対象となるのは副業・兼業プロ人材1人の活用に限られること。また、交付決定前に契約を締結すると対象外となりますので、申請のタイミングには十分ご注意ください。
この補助金制度は先着順となっており、予算がなくなり次第終了します。関心をお持ちの方は、早めのアクションをおすすめします。
まずは、自社の経営課題を整理してみましょう。何を解決したいのか、どんな専門家の力が必要なのかを明確にすることが第一歩です。「ノウハウを社内に蓄積する」という視点を持ちながら、プロ人材の活用方法を考えてみてください。
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