■更新日:令和6年11月16日
起業や創業は、夢を実現するための素晴らしい方法ですが、その道のりは決して簡単ではありません。起業や創業を成功させるには知識や経験があった方が有利であり、それらを身につけることは時間も労力も必要です。
しかし、成功すれば、自分自身の決定で、自分自身のビジネスを経営することができます。串本町商工会では、地域の小規模事業者の皆様がより良いビジネスを行うために、様々なサポートを提供しています。
ビジネスプランの策定から、資金調達の方法まで、起業や創業において必要な情報を提供しています。起業や創業を考えている方は、まず商工会にご相談ください。
商工会の経営指導員が、皆様のビジネスに必要な情報を提供します。あなたの夢を実現するためにお手伝いします。
目次
起業や創業は、自分のアイデアを実現するための手段として、一度は検討したこともある方が多いでしょう。近年では副業される方も多く、起業創業については関心のある方が増えてきている印象です。
起業や創業のメリットとしては、自分のアイデア実現をできること、お客様に喜んでいただける、また、正当な評価をしてもらうことにより正当な収入を得ることができることにあると思います。
しかし、失敗する可能性もありますし収入も保証されず、自社の信頼を一から築く必要があるという点などがデメリットとされています。
起業や創業にはリスクが伴いますが、成功した場合には【自己実現】につながり、達成されるとやりがいを得ることができ、さらなる【自己実現】に向かうという正のスパイラルが働きます。
起業や創業する場合には、株式会社などの法人にするか、個人事業にするかを選択しなければなりません。商工会に相談に来られる方は個人事業の方が圧倒的に多いため、以下に法人と比較した場合の個人事業のメリット・デメリットを紹介します。
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商工会は、地域の小規模事業者がより良いビジネスを行うために、様々なサポートを提供する団体です。地域の経済発展に貢献することを目的としており、多くの方々に利用されています。
地域に根ざした組織であり、地域の事業者の皆様に親身になって対応いたします。
串本町商工会では、起業、創業を支援するために【創業セミナー】の開催や、ビジネスプランの策定、資金調達のサポート、法務・税務の支援、マーケティングのアドバイスなどをおこなっています。
商工会は、起業や創業に必要な情報を提供するだけでなく、実際のビジネスの立ち上げに向けた支援を行っています。
また東牟婁郡の広域商工会東牟婁協議会や各町村役場、日本政策金融公庫田辺支店、和歌山県、よろず支援拠点等が連携して、創業を目指す皆さまのお手伝いをさせていただいております。
★【創業支援】串本町商工会と関連団体の創業支援に役立つ情報をご紹介!
起業や創業をおこなうためには資金が必要です。
資金調達方法には、自己資金を用意されている方もあれば、身内から借り入れされる方、銀行からの融資、クラウドファンディングなどがあります。
串本町商工会に相談に来られる方の大半は、日本政策金融公庫の【創業融資】の相談です。
その場合には、まず創業を検討している事業内容を【創業計画書】に記載することをお願いしています。記載例、動画もございますので、まずは記入してみてくださいね。
★詳しくはコチラ【創業時支援】
日本公庫、銀行の金融機関からの融資は、利息が安く、返済期間も長いというメリットがありますが、営業成績によっては返済が困難になってしまったり、返済が滞ることで次回以降の資金調達が難しくなってしまったりすることもあります。
クラウドファンディングは、多くの人々から少額の資金を調達することができるというメリットがありますが、目標金額を達成できなければ、資金調達に失敗することがあります。
資金調達には様々な方法がありますが、メリット・デメリットを勘案しながら自社にあったものをご検討くださいね。
串本町商工会では、11月22日(金)に日本公庫の【一日公庫】を行います。資金調達をご検討の方は、ぜひお申し込み下さいね。
★一日公庫のHP記事はコチラ→【資金繰り支援!】11月22日(金)に【一日公庫】を開催!
起業や創業においては、法務や税務に関する知識が必要です。これらの知識を持っていない場合は、専門家に相談することが大切です。商工会では、法務・税務に関するアドバイスも行っています。
さらに、法務・税務のポイントとして、以下のようなことが挙げられます。
これらのポイントに注意しながら、起業や創業に取り組むことが大切です。商工会でのアドバイスや専門家のサポートを受けながら、スムーズな事業開始を目指しましょう。
串本町商工会における、開業の相談には「どうやって会計をしたらいいかわからない」という方が結構いらっしゃいます。
手書きでされる方もいらっしゃいますが、やはり圧倒的にニーズがあるのが会計ソフトの活用です。
会計ソフトは、様々な種類があり、どれを選べばよいのかわからないという方が多いですが、操作方法は違えども、基本になるデータを入力するという点では同じです。この点についても商工会にお気軽にお問い合わせ下さいね。
串本町商工会では、ソリマチ社と提携したクラウド会計ソフト【商工会クラウド・MA-1商工会エディション】をおすすめしています。
利点は、クラウドにデータを保存して、商工会側でも内容を確認しやすく、不明点などについて双方向でアドバイスすることができる点にあります。
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起業や創業における法務・税務には、多くの注意点があります。創業をするにあたっては、行政の【許認可】が必要な業種があります。創業前に許認可の確認を必ず行いましょう。
さらに、起業には、社員の雇用やビジネスプランの策定など、様々な段階があります。特に、社員の雇用には、採用面接や契約書の作成など、手続きが多く必要です。また、ビジネスプランの策定には、市場調査や財務計画の策定、広告宣伝戦略の立案など、多くの時間と労力が必要です。さらに、ビジネスプランの詳細をまとめたプレゼン資料の作成も重要です。
起業家は、これらのプロセスに対して十分な時間とリソースを費やすことが必要です。ただし、すべてのプロセスを自力で行う必要はありません。商工会や、中小企業診断士、税理士等の専門家に相談することもできます。
商工会は、さまざまな関係機関、税務署、ハローワーク、日本公庫、労働基準監督署、役場や県の担当者などつながりが深く、必要な手続きなどについて各機関と連携をとりながら手続きを進めることができるという強みがあります。
また必要に応じて、専門家派遣の制度も活用しながら、創業をお手伝いします。
★【専門家派遣制度】難しい問題の解決の糸口に!!【エキスパートバンク制度】の活用をご紹介!
起業や創業を行う際には、マーケティング戦略を策定することが大切です。
マーケティングは、お客さんに商品・サービスを選んでもらい収益をあげる、事業の仕組みづくりです。
しかし、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報等)に制限のある創業者にとっては、とれる選択肢に限りがあり苦労するかもしれません。
一般的には、どのような【ターゲット市場】に対して、【何を】、【どのような特徴を活かして】提供するかをハッキリさせて、自社の強い部分を、自社にとって有利な機会をマッチさせながら競争力を高めていくことが求められます。
創業して間もない時期には、大手が進出しづらい、ニッチ市場での競争力を確立していくことが効果的とされています。
とはいうものの、【これが正解】というものがわかりづらく、トライアル&エラーを繰り返し検証して改善するという繰り返しになるのかもしれません。
このような場合は、商工会の専門家派遣制度も活用しながら考えるのがいいかもしれません。
★【専門家派遣制度】難しい問題の解決の糸口に!!【エキスパートバンク制度】の活用をご紹介!
A: 起業や創業に必要な資金は、事業内容や規模によって異なります。ビジネスプランを作成し、必要な資金を見積もることが重要です。資金調達方法には、銀行からの融資、投資家からの資金調達、クラウドファンディングなどがあります。それぞれの資金調達方法には、メリット・デメリットがあります。起業や創業を考えている方は、自分に合った資金調達方法を選ぶことが重要です。
日本政策金融公庫の融資を申し込むときに提出する【創業計画書】は、融資は受けなくても、自身の事業を考えてみる時に役立つツールです。
内容も難しくはないので、必要な資金計画や事業が成立するかどうかを考えるときには、この【創業計画書】に実際に記入してみるのも一つでしょう。
★創業計画書はコチラからダウンロード可能です
★また、日本政策金融公庫の【創業の手引】もご参考に!→コチラ
串本町商工会では、11月22日(金)に日本公庫の【一日公庫】を行います。資金調達をご検討の方は、ぜひお申し込み下さいね。
★一日公庫のHP記事はコチラ→【資金繰り支援!】11月22日(金)に【一日公庫】を開催!
A: 起業や創業に必要な許認可は、事業内容によって異なります。例えば、飲食店を開業する場合には、営業許可や衛生管理などが必要になります。また、医療機関を開業する場合には、厚生労働省からの認可が必要になります。商工会や専門家に相談し、必要な許認可を取得することが大切です。
★許認可業種→コチラでご確認下さい
★創業に必要な届出の基本のきほん
A: 起業や創業を行うためには、ビジネススキルや専門知識が必要です。ビジネススキルには、財務管理やマーケティング、人材管理などがあります。また、事業内容に応じた専門知識も必要です。商工会や専門家に相談し、必要なスキルを身につけることが重要です。
串本町商工会では毎年、特定創業支援事業として【創業セミナー】を開催しており、受講することで創業に必要とされる【経営】【財務】【人材育成】【販路開拓】の4分野の知識が身につきます。
【創業セミナー】の受講または商工会における個別相談で4分野の知識を身につけることで、町に申請することで証明書が発行され、優遇措置を受けることができます。【特定創業支援事業】
A: 起業や創業で失敗しないためには、ビジネスプランを作成し、リスクを最小限に抑えることが重要です。また、市場調査や競合分析を行い、自分の事業が求められているかを確認することも大切です。商工会や専門家に相談し、失敗しないためのアドバイスを受けることも推奨されます。
★経営計画についてわかりやすく解説されています→ミラサポplus中小企業向け補助金・総合支援サイト
以上が、起業や創業に関する代表的なQ&Aです。商工会や専門家に相談することで、より具体的なアドバイスを受けることができます。
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この記事では、起業や創業をされる方に向けて串本町商工会や関係団体が提供している支援策をまとめました。
串本町や和歌山県は人口減少、少子高齢化により企業がどんどん減少していく見通しですが、その中で起業、創業は地域にとって非常に喜ばしいことです。
このままいくと2025年には団塊の世代全員が後期高齢者となってしまい、企業の減少に歯止めがかからず、地域経済は衰退してしまいます。
私達商工会も関係団体と一致団結して創業を支援し、他地域から【外貨】を稼ぎ【地域内】で還流させて地域経済を衰退から守るとともに、創業した方の成功確率を高める支援に取り組んでいきたいと思っています。
創業を志す皆さま、一人で考えることも必要ですが、行き詰まったときは串本町商工会をお尋ねくださいね。応援しています。