皆さま、いよいよ決算と確定申告の時期になってきましたね。
今回の特集記事では、この【決算・確定申告】について、会員の皆さんが気になりそうな部分、職員それぞれで記事を書いてみました。
皆さまぜひご一読いただいて、決算・確定申告の参考にしていただければと思います。
確定申告といえば、ご商売をされている方は、年に一度の決算をおこない、その数値をもとに所得税の確定申告、消費税のある方は消費税の申告を行うことになります。
◆所得税確定申告期限:令和6年3月15日(金)
◆消費税確定申告期限:令和6年4月1日(月)
この期限を過ぎてしまうと、思わぬデメリットもございます。申告は期限内を心がけて下さい。
目次
この記事では、個人事業主が家族に支払う給与が必要経費になるかどうかについて解説しています。
原則として、家族に支払う給与は必要経費にはなりませんが、青色専従者に支払われる給与の場合、届け出などは必要ですが、経費に算入することができます。
青色専従者とは、青色申告者の15歳以上の家族で、年6か月以上働いている人です。専従者給与額は事業に見合ったものでなければならず、受け取れば通常の給与と同様に、給与所得控除の適用を受けられます。
一方で、専従者は控除対象配偶者や扶養親族にはなれません。この記事では、専従者給与の設定や手続きの重要性をまとめましたので、ぜひごらんくださいね。
★個人事業主が家族に支払う給料は必要経費になるか/事務局長 東生広
この記事では、令和5年度の決算・確定申告に関する準備物について解説しています。
帳簿の集計、在庫高や家事消費の計上、事業用資産の購入状況、補助金の明細など、決算業務や確定申告に必要な資料は多岐にわたります。
また、社会保険料や小規模企業共済の控除、生命保険料や地震保険料の控除証明書、医療費控除、住宅ローン控除、ふるさと納税の受領証明書など、控除項目についても触れています。
この記事をご確認いただいて、確定申告の準備をスムーズに行っていただけたらと思います。
★【2月16日~3月15日】令和5年度の決算・確定申告準備するもの【要チェック】/経営指導員 上松也泰
この記事は、個人事業主の青色申告決算書で使用される勘定科目の重要性と具体的な内容について解説しています。
勘定科目は経費の分類と経営判断に不可欠で、損益計算書と貸借対照表の両方に影響します。詳細には、売上金額、仕入金額、各種経費、減価償却費などについて、それぞれの勘定科目とその計算方法を説明しています。
また、青色申告決算書の様式が変更されており、新しい要素が追加されていますので、ぜひこの記事をごらんくださいね。
★青色申告決算書の「勘定科目」を見てみよう!/経営指導員 吉村牧子
この記事では、インボイス制度導入後の初めての消費税確定申告について解説しています。
簡易課税と本則課税の違い、インボイス制度による影響、特例措置の概要などが説明されています。
本則課税の場合、インボイス導入後の消費税計算方法についてご注意くださいね。インボイスのない取引で【仕入税額控除の経過措置】を受けようとする方は、インボイスのない、一万円以上の取引を勘定科目ごとに集計する必要があります。
インボイスでお悩みの方、ぜひこの記事をごらんくださいね。
★インボイスが導入され、初めての消費税確定申告/経営指導員 勝山沢哉
この記事では、確定申告に関する相談窓口について案内しています。
串本町商工会では、事業所得のある方の確定申告相談を支援しており、窓口での相談対応の他、確定申告相談会や近畿税理士会による税務相談などを開催いたします。
相談前には収入金額や必要経費などを整理が必要です。また、事業所得のない方については、役場や税務署での相談窓口をご案内しております。
この記事では、串本町商工会が行う所得税確定申告と決算に関する取り組みについて説明しています。
確定申告と決算の業務は、税務申告のためだけではなく、事業計画作成などの貴重な資料としても活用できます。
また、消費税インボイス制度についての記事にもふれていますので、ぜひご一読くださいね。