• はっぴぃ。商い。行きます。聞きます。提案します。

会員の皆様、皐月の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

5月は新緑の季節となりました。串本町商工会では、引き続き会員の皆様の事業発展をサポートしてまいります。

大阪・関西万博の開幕に伴い、和歌山県全体の観光需要の高まりが期待されています。また、スペースポート紀伊のロケット事業による経済効果も見込まれており、地域経済の活性化のチャンスが広がっています。

経済情勢においては、賃上げの動きがある一方、原材料費や人件費高騰が収益を圧迫する状況が続いています。

朗報として、本日より小規模事業者持続化補助金(第17回)の申請受付が開始され、補助上限額が最大250万円に拡充されました。串本町商工会では、この補助金の活用支援をはじめ、経営相談や事業計画策定のサポートなど、皆様の事業発展に必要な支援を提供してまいります。

また、串本町商工会では、対象者の皆様にご案内している【労働保険の年度更新の書類】【マル経利子補給制度】についての書類提出をお待ちしています。期限内のご提出にご協力をお願いいたします。

お困りごとやご相談がございましたら、どうぞお気軽に商工会までお申し付けください。

目次

串本町商工会では、雇用労働者の方を対象とした定期健康診断を実施します。本年は従来の受診方法と協会けんぽによる生活習慣病予防健診(勝浦会場)の両方で申し込みを受け付けています。

一般健診は串本町商工会2階で令和7年6月24日(火)、25日(水)に実施され、受診料は8,690円(年齢関係なし)です。時間は午前9時~11時30分、午後1時~4時30分までです。

生活習慣病予防健診は那智勝浦町体育文化会館で令和7年7月8日(火)、9日(水)に実施され、協会けんぽ被保険者および被扶養者で受診日時点で35歳~74歳の方が対象で、受診料は7,800円です。胃部レントゲン検査や検便等があり、項目の省略はできません。

さらに消化器マーカーセットや胃がんABC検診、男性・女性マーカーセットなど、様々なオプション検査も追加可能です。申込みは串本町商工会窓口で、受診料を添えて5月30日(金)までに申し込んでください。

参加希望者の人数によっては受付を締め切る可能性があります。昨年は1日目に受診者が集中したため、今年は受診希望日の聞き取りを再開します。

▶詳細記事:【定期健康診断】雇用労働者の方の定期健康診断のお知らせ~5月30日(金)までにお申し込みください~

串本町を含む新宮管内の求人倍率は0.89倍と県内で最も低い状況ですが、職種や条件のミスマッチにより採用が難しい現実があります。和歌山県全体では1.11倍ですが、地域差が大きく、田辺・御坊管内では1.34倍と人材獲得競争が激しくなっています。

業種別では医療・福祉(+8.2%)、学術研究・専門・技術サービス業(+118.3%)が増加傾向にある一方、宿泊・飲食(-34.4%)、卸売・小売(-13.7%)は減少しています。雇用形態では正社員への需要が高まっています。

中小企業が今すぐできる人材確保策として

串本町商工会では、地域の特性を活かした人材確保の取り組みを全力でサポートしています。

▶詳細記事:【令和7年2月統計】新宮管内求人倍率0.89倍!中小企業が今すぐ実践できる5つの人材確保戦略

人手不足や販路拡大にお悩みの串本町商工会会員の皆様に朗報です。わかやま産業振興財団から、事業拡大や課題解決に役立つ3つの支援策が新たに公開されました。

特に注目は「海外展開支援補助金」と「副業・兼業人材活用促進補助金」です。海外展開支援補助金は展示会コース(10~100万円)、市場調査コース(10~50万円)、展示会+市場調査コース(10~150万円)の3コースがあり、いずれも補助率1/2以内で、申請締切は6月5日です。

副業・兼業人材活用促進補助金は補助率8/10、上限45万円と高い補助率が特徴で、専門人材を活用したい方に最適です。

さらに、DXについて学びたい方向けの「イノベーション推進のためのDXセミナー」も5月28日に開催されます。

これらの支援策を活用するためには、WAKA-CHEERでの情報収集、商工会への相談、申請書類の準備という3ステップが重要です。串本町商工会では申請サポートも行っていますので、積極的にご活用ください。

▶詳細記事:【わかやま産業振興財団支援策】今すぐ使える!事業拡大と課題解決に役立つ3つの支援制度

串本町商工会会員の皆様に朗報です。厚生労働省の「業務改善助成金」の2025年度版がスタートしました。この助成金は、従業員の賃金引上げと生産性向上のための設備投資を同時に支援する制度です。

2025年度の主な変更点として、申請期間と賃金引上げ期間が第1期(4月14日~6月13日、賃金引上げ5月1日~6月30日)と第2期(6月14日~地域別最低賃金改定日前日、賃金引上げ7月1日~最低賃金改定日前日)に分かれました。

助成率も改定され、事業場内最低賃金1,000円未満は4/5、1,000円以上は3/4となっています。対象となる設備投資には、POSレジシステム導入、リフト付き特殊車両の導入、顧客・在庫管理システム導入、経営コンサルティングなどがあります。

特に従業員30人未満の事業所には高い助成上限額が適用されるため、串本町の小規模事業者には大きなメリットです。

串本町商工会では毎月第一木曜日に経営特別相談会を開催しており、申請書作成支援なども行っていますので、ぜひご活用ください。

▶詳細記事:【最低賃金引上げ支援】業務改善助成金の2025年度版がスタート!賃金アップと生産性向上を同時に実現

串本町商工会の会員の皆様へ朗報です。和歌山県では令和7年度から、県内中小企業が初めて副業・兼業プロ人材を活用する際に、その費用の一部を補助する制度が始まりました。

この「副業・兼業人材活用促進補助金」は、専門的な技術や資格、知識を持った人材の力を「必要な時に」「必要な業務だけ」借りることができる制度です。

補助金の概要は、人材紹介会社への手数料と副業・兼業プロ人材への報酬(月額定額部分)が対象経費となり、補助率は経費の8割(上限45万円)、対象期間は最長5か月までです。特筆すべきは、令和7年度からプロ人材への報酬も補助対象経費となったことです。

活用例としては、経理業務の効率化と仕組み化、SNSやWebマーケティングのノウハウ習得、新商品開発や販路開拓などが考えられます。大手企業での経験を持つ財務のプロや、都市部の企業でマーケティングを担当していた販路開拓のスペシャリストなど、様々な専門家の力を借りることで、自社だけでは解決が難しかった課題に取り組むことができます。

申請は和歌山県プロフェッショナル人材戦略拠点を通じて行い、拠点に登録された有料職業紹介事業者の仲介で人材を活用する方が対象です。

この補助金制度は先着順となっており、予算がなくなり次第終了するため、関心のある方は早めの行動をおすすめします。

▶詳細記事:【副業・兼業プロ人材活用補助金】経理や販路開拓など専門人材の力を借りて経営課題を解決! 最大45万円の支援あり

串本町商工会会員の皆様へ、創業間もない事業者向けの重要な支援制度についてお知らせします。令和6年度の小規模事業者持続化補助金<創業型>が公表され、創業後3年以内の事業者を対象とした支援制度が利用できるようになりました。

この補助金は、販路開拓等の取組や、それと併せて行う業務効率化の取組に必要な経費の一部を補助するもので、補助上限額は200万円(インボイス特例対象事業者は250万円)、補助率は2/3となっています。

対象となる経費には、機械装置等費、広報費、ウェブサイト関連費、展示会等出展費、旅費、新商品開発費、借料、委託・外注費などがあります。

申請には、①GビズIDプライムの取得、②経営計画・補助事業計画の作成、③商工会・商工会議所からの事業支援計画書の発行依頼(締切は2025年6月3日)、④電子申請システムでの申請(締切は2025年6月13日)という流れで進めます。

申請要件として、開業日が公募締切時から過去3か年の間であることと、「特定創業支援等事業」による支援を受けていることが条件です。なお、申請時点で開業していない創業予定者は対象外となります。

この補助金は創業後間もない事業者の成長を加速させる絶好の機会です。詳細は公式サイトで確認するか、串本町商工会にご相談ください。

▶詳細記事:令和6年度 小規模事業者持続化補助金<創業型>について知っておこう

串本町商工会会員の皆様、2025年度「小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠>」の公募要領が2025年4月25日に公開されました。正式な公募開始は2025年5月1日からですが、今から準備を始めることで申請をスムーズに進めることができます。

この補助金は、小規模事業者が経営計画に基づいて実施する販路開拓や業務効率化の取り組みを支援する制度で、最大250万円の補助を受けることが可能です。対象となる事業者は、商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く)の場合は従業員5人以下、サービス業のうち宿泊業・娯楽業および製造業その他は従業員20人以下です。

補助金の上限額と補助率は、通常枠が50万円(補助率2/3)、インボイス特例対象事業者は50万円上乗せで100万円、賃金引上げ特例対象事業者は150万円上乗せで200万円、両特例対象事業者は200万円上乗せで250万円となります。

申請スケジュールは、5月1日から申請受付開始、6月3日に事業支援計画書の発行受付締切、6月13日に申請受付締切となっています。特に事業支援計画書は商工会または商工会議所で発行してもらう必要があり、申請の前提条件となるため、早めの準備が重要です。

串本町商工会では、GビズIDの取得方法や経営計画の作成、加点項目の選択など、公募開始に向けたご準備をサポートしています。ご不明な点やご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

▶︎詳細記事:2025年度小規模事業者持続化補助金<一般型>申請準備のポイント解説

串本町商工会の会員の皆様へ、経営課題解決のための重要なイベントをお知らせします。広域商工会東牟婁協議会主催の「経営特別相談会」が5月8日(木)に串本町商工会2階相談室にて開催されます。

この相談会は、さまざまな経営課題をワンストップで解決する機会です。日本政策金融公庫田辺支店、和歌山県よろず支援拠点、和歌山働き方改革推進支援センター、和歌山県事業承継・引継ぎ支援センター、和歌山県中小企業活性化協議会、下請かけこみ寺の6団体が相談窓口を設けます。

運転資金や設備資金の相談、売上拡大・販路開拓のサポート、働き方改革関連法への対応、後継者不在企業とのマッチング支援、経営改善と事業再生の支援、取引上のトラブル解決まで、幅広い相談に無料で対応します。さらに串本町商工会による会計記帳のやり方相談も実施します。

相談は無料で、広域商工会(串本町、古座川町、南紀くろしお、北山村)の会員である小規模事業者が対象です。複数の窓口を同時に利用することも可能ですので、この機会をぜひご活用ください。

◆詳細記事:【5月8日(木)】お困り事!ワンストップ支援!経営特別相談会のお知らせ/広域商工会東牟婁協議会

カーボンニュートラルへの取り組みは小規模事業者にとって「省エネでコスト削減」と「新規取引拡大」を同時に実現できるチャンスです。経済産業省と環境省が2025年4月に公開した支援策ガイドブックには、小規模事業者でも活用しやすい制度が多数紹介されています。

カーボンニュートラルに取り組むメリットには、光熱費・燃料費削減、新規取引先獲得、企業PR効果、融資条件優遇、人材確保・定着率向上があります。

取り組み方は3つのステップで進めるのがおすすめです。

特におすすめの支援制度として、LED化(電気代40~50%削減)、空調設備更新(20~30%省エネ)、断熱対策、太陽光発電(PPA方式なら初期費用ゼロ)などがあります。さらに省エネ・非化石転換補助金、自家消費型太陽光発電補助金、ESGリース促進事業などの資金面での支援も充実しています。

詳しい支援内容については、経済産業省・環境省の「中小企業等のカーボンニュートラル支援策(2025年4月)」ガイドブックをご覧ください。串本町商工会でもこれらの支援策活用に関するご相談を受け付けております。

◆詳細記事:小規模事業者必見!今すぐ使えるカーボンニュートラル支援制度【2025年最新版】

串本町には現在、ロケット産業を中心とした地方創生の「強い追い風」が吹いています。紀勢自動車道の串本IC開通や南紀白浜空港の滑走路延長による交流人口増加の可能性、そして「スペースポート紀伊」からは2030年代初めに年間30基の小型ロケット打ち上げが予定されており、新たな観光産業創出や企業誘致の可能性が広がっています。

この「強い追い風」は国の政策方針と合致しています。国は「地方創生2.0(令和の日本列島改造)」として「若者や女性に選ばれる地方」「産学官の地方移転と創生」「地域イノベーション創生構想」などを推進。また「コストカット型経済から高付加価値創出型経済への移行」を目指しています。

和歌山県も「わかやま成長産業開拓ビジョン」を2024年4月に発表し、宇宙産業を成長産業と位置づけています。和歌山がロケット・宇宙産業に最適な理由として、地元住民の理解、若者世代への魅力(串本古座高校「宇宙探求コース」設置)、ロケット事業の根付きなどを挙げています。

串本町も積極的に対応しており、今年4月には「宇宙ふれあいホールSora Miru」が本格オープンし、「ロケット最先端のまち」の魅力を発信。また和歌山県と連携し、ロケット工場や企業誘致、人材育成、観光振興などの取り組みを進めています。

この機会を産官学一体で最大限活用できれば、新たな雇用創出、域外からの労働力流入、人口減少の緩和など、地域活性化が期待できます。まだ課題は山積みですが、串本町商工会は行政・関係団体と協力して地域商工業発展のための解決策を模索していきます。

◆詳細記事:串本町に吹く「強い追い風」を受け止める‼/串本町商工会 事務局長 東生広

和歌山県内で起業や事業承継、第二創業を考えている方に朗報です。公益財団法人わかやま産業振興財団が「令和7年度わかやま地域課題解決型起業支援補助金」の募集を開始しました。最大200万円の補助金が受けられるこの制度について、申請のポイントや重要な情報をまとめました。

補助金の概要

審査で重視される3つの要素

申請時の重要ポイント

補助金活用のメリット

地域の課題解決と自らのビジネスを両立させることで、社会貢献しながら持続可能な事業モデルを構築できます。また、デジタル技術を活用することで、生産性向上や新たな顧客体験の創出も可能です。

申請を検討されている方は、商工会・商工会議所、和歌山県よろず支援拠点、わかやま産業振興財団などに相談することをおすすめします。

▶詳細記事:【令和7年度】最大200万円の地域課題解決型起業支援補助金!申請のポイントとよくある疑問を解説

人口減少で国内市場が縮小する中、円安を活かした中国への輸出は中小企業にとって新たなビジネスチャンスとなっています。全国商工会連合会が支援する「第八回中国国際輸入博覧会(CIIE2025)」への出展を通じて、皆さんの商品を世界最大の消費市場に届ける方法をご紹介します。

中国国際輸入博覧会(CIIE2025)とは

全国商工会連合会ブースでの出展メリット

前回は7事業者が出展し、中国の大型スーパーと継続取引契約を締結するなど具体的な成果を上げています。

参加概要

この機会に皆さんの商品を世界へ発信してみませんか?詳細は全国商工会連合会または串本町商工会までお気軽にお問い合わせください。

▶詳細記事:中小企業の海外進出チャンス!第八回中国国際輸入博覧会への出展支援

串本町商工会では、紙の会報からメールマガジンへの移行を推進しています。メールマガジンに切り替えることで、以下の5つのメリットがあります。

利用にあたっての注意点として、PC・スマホ・タブレットでの閲覧を想定していること、メールアドレス変更時の手続き、配信停止の反映に最大3日かかる可能性、パケット料金は自己負担となること、指定ドメイン受信拒否の設定確認が必要なことが挙げられます。
ペーパーレス化推進の一環として、ぜひご検討ください。

◆詳細記事:【串本町商工会メールマガジン】最新情報を受け取れる、無くさない、検索可能!メリットがたくさん

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