• はっぴぃ。商い。行きます。聞きます。提案します。

会員の皆様、向暑の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

6月は本格的な夏へ移行する季節の変わり目であり、間もなく梅雨入りを迎える時期となりました。雨に映える美しい紫陽花の花に心安らぐ季節を間近に控え、串本町商工会では、引き続き会員の皆様の事業発展をサポートしてまいります。

大阪・関西万博が4月13日に開幕し、すでに多くの来場者が訪れており、和歌山県全体の観光需要の高まりが現実のものとなっています。また、スペースポート紀伊の宇宙産業を核とした地域経済の活性化による経済効果も期待されており、地域経済活性化のチャンスが広がっています。

経済情勢においては、2025年の春闘賃上げ率は5%台の高水準が続く見通しである一方、原材料価格や人件費高騰が収益を圧迫する状況が続いています。価格転嫁の進行度で賃上げ実施率に格差が生じており、適切な価格転嫁が事業継続の重要な鍵となっています。

朗報として、5月1日より小規模事業者持続化補助金(第17回・通常枠)の申請受付が開始され、補助上限額が最大250万円(各種特例適用時)に拡充されました。申請締切は6月13日となっております。串本町商工会では、この補助金の活用支援をはじめ、経営相談や事業計画策定のサポートなど、皆様の事業発展に必要な支援を提供してまいります。

初夏のみぎり、暑さが増してまいりますので体調管理にご留意いただき、くれぐれもご自愛くださいませ。お困りごとやご相談がございましたら、どうぞお気軽に商工会までお申し付けください。

目次

「材料費高騰で経営が大変」「値上げ交渉が難しい」「若い従業員が見つからない」とお悩みの小規模事業者の皆様へ朗報です。2025年3月に国が「小規模企業振興基本計画第Ⅲ期」を閣議決定し、製造業等20人以下、商業・サービス業5人以下の事業者を手厚く支援する新制度がスタートしました。

補助金支援では持続化補助金が大幅拡充され、通常枠50万円、賃上げ特別枠150万円、インボイス特別枠50万円を組み合わせることで最大250万円まで受けられます。

融資支援では商工会の経営指導を6か月以上受けた事業者向けにマル経融資(最大2,000万円、年利1.11%、担保・保証人不要)を提供。

相談支援では「よろず支援拠点」で売上拡大、資金繰り、創業、商品開発等を無料・無制限で相談できます。

重点支援分野は、

今回の計画には過去最大規模の予算(当初予算1.08兆円、補正予算5.601兆円、小規模事業者対策610億円)が確保され、2030年までの5年間継続されます。

串本町商工会では制度説明・適性診断から事業計画書作成支援、申請手続き、採択後のフォローまで一貫してサポートいたします。どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

関連記事:小規模事業者持続化補助金解説小規模企業共済

▶詳細記事:【串本町の事業主必見】新しい支援制度で事業を成長させませんか?~小規模企業振興基本計画第Ⅲ期のご案内~

小規模事業者の皆様には、経営支援と合わせて福祉共済制度もご活用いただけます▶【串本町小規模事業者必見!】商工会の福祉共済で事業と生活を守る~加入のメリットと注意点~

わかやま産業振興財団から創業支援、技術開発、デジタル化推進に関する充実したセミナーと支援制度のお知らせです。申込締切が近いものもありますので、お早めにご検討ください。

創業を目指す方には「わかやま創業スクール」(6月17日~9月17日、全12回)を開催。
経営・財務・販路開拓・人材育成の基礎知識を学び、事業計画書完成を目指します。修了者は会社設立時の登録免許税減免などの特典も受けられます。

技術開発支援では「産業技術研究開発費補助金」(最大2,000万円)を募集中。
先駆的産業技術研究開発と先端技術社会実装の2つのメニューがあり、申請期間は6月16日から7月15日までです。

デジタル化推進では「DX専門家派遣制度」を実施。
生成AI・ビッグデータ・ロボット・アプリ等の活用を無料でサポートします。

注目のセミナーとして、

を開催予定です。

その他、知的財産外国出願補助金(上限100万円)、副業・兼業プロフェッショナル人材活用補助金(導入コース上限20万円、定着コース上限50万円)も募集中です。

串本町商工会では申請書類作成サポートや制度選択の相談をお受けしています。毎月第一木曜日の経営特別相談会でも専門機関の無料相談が受けられます。

お問い合わせ:串本町商工会(TEL: 0735-62-0044) 最新情報はWAKA-CHEER公式LINEでご確認ください。

▶詳細記事:【わかやま産業振興財団】創業から技術開発まで!6月開催セミナーと最新支援制度のご案内

東牟婁地域の小規模事業者の皆様を対象に、広域商工会東牟婁協議会が経営特別相談会を開催いたします。資金繰りから事業承継まで、様々な経営課題をワンストップで解決する絶好の機会です。

6月5日(木)午前10時から午後4時まで、串本町商工会2階相談室にて、6つの専門機関が無料相談窓口を設けます。

が相談に応じます。

さらに、串本町商工会では会計記帳のやり方相談も実施し、記帳の基本から応用まで個別指導いたします。相談回数に制限はなく、複数の相談窓口の利用も可能です。

対象は広域商工会(串本町商工会、古座川町商工会、南紀くろしお商工会、北山村商工会)の会員である小規模事業者で、参加費は無料です。毎月第一木曜日の定例開催を予定しており、相談窓口も順次拡充してまいります。

事前に資料準備が必要な場合がありますので、お早めに商工会にご相談ください。事業承継相談の方はこちらのアンケートにもご協力ください。

お申し込み・お問い合わせ:広域商工会東牟婁協議会/串本町商工会 広域担当 上松(電話:0735-62-0044、メール:uematsu@kusimotochoshokokai.com)

▶詳細記事:【6月5日(木)】お困り事!ワンストップ支援!経営特別相談会のお知らせ/広域商工会東牟婁協議会

和歌山労働局から「令和7年度における建設業の安全衛生対策の推進について」の通達が出されました。和歌山県内の建設業における死亡者数は5人と全産業の半数を占め、建設業における労働災害の被災者の約9割は社員数30人未満の企業という深刻な状況です。

今すぐできる5つの労働災害防止対策をご紹介します。

小規模事業者でも取り組める対策として、建設業労働災害防止協会の「コンパクトコスモス」活用で3年連続災害ゼロを達成した10人規模の会社事例もあります。高度安全機械等導入支援補助金などの支援制度も活用可能です。

関連リンク:墜落・転落災害撲滅の取組み熱中症クールワークキャンペーン高年齢労働者ガイドライン

▶詳細記事:【和歌山労働局通達】串本町の建設業者必見!現場の安全を守る今すぐできる5つの労働災害防止対策

事業拡大や販路開拓をお考えの串本町の事業者の皆様へ、わかやま産業振興財団の多彩な支援策をご活用ください。補助金・展示会出展支援・専門家派遣など幅広いメニューが揃っており、最大で費用の半分以上をカバーできる制度もあります。

主な補助金制度として、海外展開支援補助金(展示会コース上限75万円、市場調査コース上限50万円)、知的財産外国出願補助金(上限100万円)、副業・兼業プロフェッショナル人材活用補助金(導入コース上限20万円、定着コース上限50万円)、外国人材受入環境整備補助金(上限50万円)があります。

展示会・商談会支援では、今年20周年を迎える「わかやま産品商談会in和歌山」(9月18日開催)をはじめ、ギフト・雑貨EXPO、機械要素技術展、FOODEX JAPANなどへの集団出展支援があります。県の負担により出展コストを大幅に削減できます。

専門家派遣制度では、中小企業診断士や技術士などの専門家による個別サポート(5回まで無料)が受けられます。IT・Web活用、経営改善、事業承継、BCP策定など幅広い経営課題に対応しています。DXセミナーや特許情報セミナー、三越伊勢丹との県産品開発支援なども実施しています。

多くの支援策は先着順・予算限りのため、早めの検討・申請をおすすめします。2025年のスペースポート紀伊開設に向けて、これらの支援策を活用してビジネスの可能性を広げましょう。

詳細はわかやま産業振興財団HPをご確認ください:https://yarukiouendan.or.jp/

▶詳細記事:【2025年5月15日時点】わかやま産業振興財団の中小企業支援策を活用しよう!申請期限と補助上限額を確認

電気料金の高騰や環境対応にお悩みの事業者の皆様へ、和歌山県の太陽光発電設備・蓄電池等導入支援事業補助金制度をご活用ください。最大で設備費用の半分近くをカバーできる可能性があります。

事業者向け補助金の詳細は、太陽光発電設備(1kWあたり5万円、上限500万円)、蓄電池(1kWhあたり7万円、上限210万円)、高効率空調機器・照明機器(設置費の2分の1、上限150万円)、高効率給湯機器(設置費の2分の1、上限50万円)となっています。重要な条件として、事業者は太陽光発電設備と蓄電池の同時設置が必要で、自家消費率50%以上が求められます。

申請期間は令和7年10月31日(金)17時までですが、予算に限りがあり先着順での受付となっています。県が実施する説明会を受講した設置事業者への依頼が必須条件です。申請から交付まで7つのステップがあり、設置工事の3週間前までに申請が必要です。

串本町は日照時間が長く太陽光発電に適した地域で、今後のスペースポート紀伊関連の観光客増加も見込まれる中、エネルギーコスト削減と環境対応は重要な経営戦略となります。この補助金制度を活用して省エネ・創エネに取り組み、経営の安定化と地域の脱炭素化に貢献しましょう。

詳細は和歌山県環境生活部環境政策局脱炭素政策課のウェブサイトを御覧ください:https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/032000/taiyoukouhojyo_jigyousya.html

▶詳細記事:【2025年版】和歌山県の太陽光発電・蓄電池導入補助金制度を徹底解説!申請期限と上限額を確認しよう

串本町では、町内の消費拡大と販売促進による地域活性化を目的に、令和7年度第1回プレミアムお買物券を販売いたします。

6月1日(日)午前10時から午後3時まで、串本町商工会と古座の中湊コミュニティセンターの2会場で販売を開始します。限定3,000セットで、ワンセット11,000円分を10,000円で購入できる大変お得な商品券です。お一人様5セットまで(50,000円分)の購入が可能で、ご家族による代理購入も認めています(本人を含めて最大200,000円まで)。

使用期間は6月1日(日)から8月31日(日)までとなっており、町内の参加店舗でご利用いただけます。6月2日以降は串本町商工会での販売となります(午前9時から午後5時まで、土日祝日は除く)。

参加店舗の皆様には換金手数料として、商工会員は1%、非会員は5%をお支払いいただきます。換金は小切手払いで、有効期限終了後の令和7年9月19日(金)まで対応します。

取り扱い店舗の地図はこちらをご覧ください。商工会への入会をご希望の方はこちらをご参照ください。

▶詳細記事:【6月1日(日)から】令和7年度 第1回【串本町プレミアムお買物券】販売します!

2025年版中小企業白書が示す厳しい経営環境の中、中小企業・小規模事業者の成長には「経営力」の向上が不可欠です。約30年ぶりの「金利のある時代」の到来、円安・物価高の継続、構造的な人手不足という3つの大きな変化に直面しています。

経営力強化は「個人特性面」「戦略策定面」「組織人材面」の3つの視点から取り組むことが重要です。個人特性面では経営者の変化への対応力と継続的な学習姿勢、戦略策定面では現状把握と中長期ビジョンの文書化、組織人材面では権限分散と補完型人材の確保が求められます。

従来のコストカット戦略から脱却し、デジタル化推進による生産性向上と適切な価格転嫁による付加価値増大が必要です。デジタル化では経営者自身が推進役となり、業務の棚卸しから始めるスモールステップが効果的です。価格転嫁では原価構造の正確な把握と自社価値の見直しが成功の鍵となります。

商工会では経営特別相談会(毎月第1木曜日)、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金などの支援制度を通じて、経営力強化をサポートしています。変化の時代を生き抜くため、早めのご相談をお勧めします。

関連記事:経営特別相談会小規模事業者持続化補助金業務改善助成金

▶詳細記事:2025年版中小企業白書に見る経営力強化の3つの視点 ~変化の時代を生き抜くための実践ポイント~

南海トラフ地震のリスクが高い串本町において、事業者の皆様の会社を守るための「事業継続力強化計画(ジギョケイ)」の認定取得をおすすめします。この制度はBCPの簡易版として中小企業でも取り組みやすく設計され、経済産業大臣による認定制度です。

認定取得により10の具体的なメリットが受けられます。主な内容として、ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金などの審査で加点対象となり採択率が向上、防災・減災設備の税制優遇措置(取得価額の16%特別償却)、日本政策金融公庫による低利融資(基準利率から最大0.9%引き下げ)、信用保証枠の拡大、損害保険料の割引などがあります。

さらに、認定ロゴマークの使用権取得により企業イメージの向上、従業員の安心感向上、サプライチェーンでの信頼性向上も期待できます。

令和7年度、串本町商工会では東京海上日動火災保険株式会社と連携し、9月にセミナーを開催、10事業者の計画策定を個別サポートする予定です。

事業継続力強化計画の詳細はこちらをご覧ください。小規模事業者持続化補助金についてはこちらをご参照ください。

▶詳細記事:【南海トラフ対策】災害への備えで会社が強くなる!事業継続力強化計画のすすめ

最新の和歌山県景気動向調査によると、県内景況BSIは6.2ポイント下降しており、紀南地域は特に13.6ポイント下降して△17.6と厳しい状況です。経営上の問題点として「売上不振」が28.0%で最多、次いで「人材不足・人員不足」が23.3%、「原材料価格の高騰」が21.6%となっています。

こうした課題への対策として、以下の取り組みが効果的です。

また、串本町には2025年からのスペースポート紀伊関連の観光客増加や紀勢自動車道の延伸など、追い風となる要素もあります。これらのチャンスを活かした事業展開を検討しましょう。

串本町商工会では、経営課題解決に向けた支援メニューをご用意しております。景気動向調査の詳細データ提供や経営相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

▶詳細記事:【県内景気動向から見る】串本町事業者の経営戦略 ~売上不振と人材不足を乗り切る具体策~

和歌山県が今年度から始める「和歌山一番星アワード」の募集が7月1日からスタートします。この制度は優れた県産品を厳選して認定し、全国・世界へ向けて強力に推奨するもので、認定されれば自社製品の知名度アップや販路拡大の機会となります。

対象は加工食品および産業製品(生活雑貨や工芸品など)で、1事業者につき1商品の申請が可能です。認定商品は約20商品程度が予定され、グランプリなども選定されます。認定期間は5年間で、専用ロゴの使用やメディアでのPR、展示会出展の機会など様々な支援を受けられます。

審査基準は①品質・機能・デザイン、②県内関連性、③発展可能性の3点です。申請期間は2025年7月1日(火)から7月22日(火)までで、申請は公式WEBサイト▶https://ichibanboshi.pref.wakayama.lg.jp

2025年にはスペースポート紀伊関連の観光客増加が見込まれる串本町の事業者にとって、自社商品をPRする絶好のタイミングです。串本町商工会では申請を検討される事業者のサポートを行っていますので、お気軽にご相談ください。

▶詳細記事:【和歌山一番星アワード】県内事業者必見!優れた県産品を全国・世界へ発信するチャンス

中小企業者の皆様向けに「中小企業新事業進出促進補助金」の第1回公募が始まりました。この補助金は、既存事業と異なる新たな事業への挑戦を支援し、企業規模の拡大や付加価値向上を図り、従業員の賃上げにつなげることを目的としています。

補助金額は従業員数に応じて750万円から最大7,000万円まで、補助率は一律1/2です。賃上げ特例適用で上限額が引き上げられます。申請には3~5年の事業計画策定が必要で、「機械装置・システム構築費」または「建物費」を必ず含める必要があります。

申請締切は令和7年7月10日(木)18:00までで、GビズIDプライムアカウントを使用した電子申請のみ受付となります。アカウントをお持ちでない方は早めの取得をお勧めします。電子申請は6月中旬から開始予定です。

串本町商工会では、申請をお考えの事業者に対して事業計画の策定支援や書類作成のアドバイスを行っていますので、ご検討の方はお早めに商工会までご相談ください。

▶詳細記事:【補助金情報】令和7年度 中小企業新事業進出促進補助金のご案内

串本町商工会では、紙の会報からメールマガジンへの移行を推進しています。メールマガジンに切り替えることで、以下の5つのメリットがあります。

利用にあたっての注意点として、PC・スマホ・タブレットでの閲覧を想定していること、メールアドレス変更時の手続き、配信停止の反映に最大3日かかる可能性、パケット料金は自己負担となること、指定ドメイン受信拒否の設定確認が必要なことが挙げられます。
ペーパーレス化推進の一環として、ぜひご検討ください。

◆詳細記事:【串本町商工会メールマガジン】最新情報を受け取れる、無くさない、検索可能!メリットがたくさん

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