• はっぴぃ。商い。行きます。聞きます。提案します。

会員の皆様、盛夏の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

7月に入り、本格的な夏の到来とともに、串本町でも海開きのシーズンを迎えました。橋杭岩をはじめとする美しい海岸線に多くの観光客が訪れる時期となり、地域経済にとって重要な観光シーズンが本格化しております。串本町商工会では、引き続き会員の皆様の事業発展と夏季の売上向上をサポートしてまいります。

大阪・関西万博は開幕から順調な歩みを続けており、6月21日現在で累計来場者数が約886万人に達しています。この好調な状況は和歌山県全体の観光需要押し上げ効果をもたらしており、南紀地域への観光客増加も期待されています。また、スペースポート紀伊を核とした宇宙産業の発展により、10年間で670億円程度の経済波及効果が見込まれており、新たな産業集積による地域経済活性化の可能性が広がっています。

経済情勢については、2025年春闘における賃上げが継続している一方で、原材料価格や光熱費の高騰が依然として事業者の皆様の経営を圧迫している状況が続いています。適切な価格転嫁と生産性向上による収益確保が、この夏の重要な経営課題となっています。

事業支援に関しましては、小規模事業者持続化補助金第17回の申請は6月13日で締切となりましたが、新たな公募情報については随時お知らせいたします。また、夏季の観光需要拡大に向けた販路開拓や、デジタル化による業務効率化など、事業発展に向けた取り組みについて、引き続き経営相談や計画策定のサポートを提供してまいります。

本格的な夏を迎え、連日厳しい暑さが続いております。熱中症対策をはじめとした体調管理に十分ご留意いただき、くれぐれもご自愛くださいませ。夏季繁忙期における事業運営や経営に関するご相談がございましたら、どうぞお気軽に商工会までお申し付けください。

目次

串本古座高校生が開発した「串本がちゃ」を活用した地域応援プロジェクトが始まりました。このガチャガチャには参加店舗で使える「商品引換券」が同封されており、観光客の町内回遊を促進する画期的な仕組みです。

実施期間は2025年7月15日から10月31日まで。道の駅くしもと橋杭岩、潮岬観光タワー、串本海中公園センターの3か所に設置され、観光客がガチャガチャで入手した引換券を持って参加店舗を訪れます。参加店舗は500円相当のプレゼントを提供し、引換券1枚につき400円が実行委員会から支払われるため、実質負担は最大100円となります。

スペースポート紀伊の本格運用により、ロケット打ち上げ1回あたり約5,000人の見学者が予想される中、この取り組みは新たな集客機会創出に期待が高まっています。参加手続きは簡単で、特別な設備投資は不要です。

参加をご希望の方は、串本がちゃ実行委員会の谷舞章彦さん(電話:090-7346-9579、メール:aki@kushimoto.com)までご連絡ください。

▶詳細記事:「串本がちゃ地域応援プロジェクト」で観光客の町内回遊を促進!高校生と一緒に地域を盛り上げよう

わかやま産業振興財団から7月開催の支援制度とセミナー情報をお届けします。人手不足や売上向上、DX推進、スペースポート紀伊関連のビジネスチャンス創出など、多彩な支援メニューが用意されています。

**緊急締切:成長企業支援補助金(7月31日締切)**では中核人材導入費用を最大100万円補助。DX業界説明会(7月2日・4日開催)は業界別にオンライン開催され、見逃し配信もあります。

特に注目は**スペースポート紀伊エントリーセミナー(7月14日・串本町開催)**で、宇宙産業を契機とした新産業創出について学べる地元開催のセミナーです。

8月には実践的な講習も予定されており、RPA実践講習(8月29日)とスマホ写真活用講座(7月29日)で業務効率化と集客力向上を図れます。

また、海外展開支援(無料・最大8回)や副業・兼業人材活用補助金(最大45万円)など随時利用可能な制度もあります。

申し込み・詳細:わかやま産業振興財団:https://yarukiouendan.or.jp/

串本町商工会でも申請サポートを行っておりますので、お気軽にご相談ください。

▶詳細記事:【7月開催】串本町事業者必見!今すぐ申し込める支援制度とセミナー情報【わかやま産業振興財団】

スペースポート紀伊の本格稼働を控え、観光客増加が期待される中、YouTube活用による情報発信の重要性が高まっています。先日開催された東牟婁郡商工会職員向けYouTube研修では、チャンネル登録者25万人、最大再生回数1063万回の実績を持つたかぽんさん(タカポンチャンネル:たかぽん – YouTubeから実践的な手法を学びました。

YouTube利用者は国内7000万人を超え、動画視聴後の購入率は84%に達するという調査結果が示されています。成功の秘訣は、台本作成、コメント分析による改善、冒頭3秒のつかみ戦略など、完璧を求めすぎず「まずは投稿してみる」ことの重要性が強調されました。

串本町商工会では、7月3日に経営特別相談会(【7月3日(木)】お困り事!ワンストップ支援!経営特別相談会のお知らせ/広域商工会東牟婁協議会)を開催予定で、よろず支援拠点専門家によるデジタル支援も受けられます。

エキスパートバンク制度(【専門家派遣制度】難しい問題の解決の糸口に!!【エキスパートバンク制度】の活用をご紹介!)による専門家派遣も可能です。

▶詳細記事:【2025年版】地域事業者必見!YouTubeで売上UP!東牟婁郡商工会研修から学ぶ実践的バズらせ術

全国商工会連合会主催の「ニッポン全国物産展2025」が令和7年11月21日~23日、東京・池袋サンシャインシティで開催されます。約8.5万人の来場者が予定される日本最大級の物産展で、首都圏での販路拡大に絶好の機会です。

出展料は2万円(税込)で、中小・小規模事業者が対象です。今年度は新たにYahoo!ショッピングとの連携により「オンライン物産展」も同時開催され、リアルとデジタル両方での販路拡大が可能です。オンライン開催期間は11月11日~30日と長期間にわたり、継続的な収益が期待できます。

売上歩率は一切なく、基本設備(机・椅子・照明等)も出展料に含まれています。申込期限は令和7年7月17日(木)17時必着となっており、時間が限られているため早めのお申し込みをお勧めします。

申込フォーム:https://form.run/@allnippon2025 ニッポン全国物産展公式サイト:ニッポン全国物産展

▶詳細記事:ニッポン全国物産展2025出展募集!串本町事業者の販路拡大チャンス【申込期限7/17】

源泉所得税の納期の特例をご利用の事業者様にとって、7月10日は1月から6月分をまとめて納付する重要な期限です。給与等の支払いを受ける人が常時10人未満の源泉徴収義務者が対象となり、毎月の事務負担を大幅に軽減できる制度です。

納付に向けて必要な書類は、1月から6月分の給与支払明細、雇用保険料控除額の確認資料、昨年の年末調整で作成した綴、源泉所得税の納付書などです。扶養家族の変更がある場合は必ずお知らせください。重要なのは、源泉所得税額が0円の場合でも納付書の提出は法的義務であることです。

串本町商工会では、源泉徴収税額の計算確認から納付書の記入支援まで一連の手続きをサポートしています。書類整理方法のご案内や前年同期との比較確認も行います。納付書を紛失された場合は新宮税務署での再発行が必要です。

不明な点がございましたら、お気軽に串本町商工会までご相談ください。

国税庁 源泉所得税関連情報:No.2505 源泉所得税及び復興特別所得税の納付期限と納期の特例|国税庁

▶詳細記事:【重要】7月は源泉所得税の納付月です!納期の特例をご利用の事業者様へ

IT導入補助金2025複数社連携枠の2次申請締切が8月20日(水)17:00まで約2か月となりました。この制度は地域の事業者10者以上が連携することで最大3,200万円の支援を受けながらデジタル化を進められる貴重な機会です。

スペースポート紀伊のロケット打ち上げによる観光客増加に対応するため、キャッシュレス決済やデジタル案内システム、AIカメラによる来街者分析システムなど、個別店舗では導入困難な高度システムも実現可能です。

申請準備の4ステップは、1)参画事業者10者以上の確保、2)代表事業者の決定と役割分担、3)IT導入支援事業者との連携、4)申請書類の作成です。補助対象は基盤導入経費(最大3,000万円)、消費動向等分析経費、事務費・専門家費(最大200万円)に分かれています。

串本町商工会が代表事業者となることで手続き負担を軽減できます。地域全体でのデジタル化により観光客の利便性向上と地域経済活性化を同時実現しましょう。

IT導入補助金公式サイト:IT導入補助金

▶詳細記事:【2次締切8月20日】IT導入補助金2025複数社連携枠で串本町事業者が今すぐ始めるべき申請準備4ステップ

令和7年7月3日(木)10時から16時まで、串本町商工会で日本政策金融公庫田辺支店による特別融資相談会「一日公庫」を開催します。通常は田辺支店まで足を運ぶ必要がある融資相談を、身近な商工会で受けることができる貴重な機会です。

運転資金、創業資金、設備資金、事業承継・M&A関連など、幅広い事業資金のご相談に対応します。事前に決算書等の資料を提出いただければ、原則その日のうちに融資の方向性を決定できる可能性があります。準備書類は、法人の場合は直近2期分の決算書、個人事業主の場合は直近2年分の確定申告書が必要です。

参加費は無料ですが、事前予約が必要です。お申し込みは串本町商工会(電話:0735-62-0044)または日本政策金融公庫田辺支店(電話:0739-22-6120)まで。予約時間は平日9時から17時までで、「一日公庫の相談希望」とお伝えください。

日本政策金融公庫創業融資案内:創業融資のご案内

▶詳細記事:【7月3日開催】串本町商工会で「一日公庫」融資相談会!事業資金のお悩み解決

建設業労働災害防止協会和歌山県支部から、令和7年度8月〜11月開催の作業主任者技能講習のお知らせです。労働安全衛生法により、特定の作業には必ず作業主任者の選任が義務付けられており、違反した場合は6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

開催される講習は「足場の組立て作業主任者技能講習」(8月28・29日、受講料19,800円)、「地山の掘削作業主任者技能講習」(9月25・26日、受講料20,300円)、「鉄骨の組立て等作業主任者技能講習」(10月23・24日、受講料20,800円)、「コンクリート造の工作物の解体等作業主任者技能講習」(11月27・28・29日、受講料29,700円)の4つです。

会場は和歌山県建設会館3階会議室で、申込みは現金書留または窓口持参となります。定員になり次第締切となりますので早めの申込みをお勧めします。適切な資格取得により安全で競争力のある事業展開を目指しましょう。

申込み・問い合わせ:建設業労働災害防止協会和歌山県支部(Tel: 073-436-1327) 建災防和歌山県支部:建災防|一般社団法人和歌山県建設業協会(公式ホームページ)

▶詳細記事:【令和7年度8月〜11月】建設業講習会のお知らせ~作業主任者技能講習で安全な現場づくりを~

広域商工会東牟婁協議会主催の「経営特別相談会」を7月3日(木)10:00~16:00、串本町商工会2階相談室で開催します。東牟婁地域の小規模事業者を対象とした無料相談会で、様々な経営課題をワンストップで解決する絶好の機会です。

日本政策金融公庫田辺支店、和歌山県よろず支援拠点、働き方改革推進センター、事業承継・引継ぎ支援センター、中小企業活性化協議会、下請かけこみ寺などの専門家が集結し、資金繰り、創業、事業承継、働き方改革、取引トラブルなど幅広い相談に対応します。

複数の専門家に無料で相談でき、最新の支援制度情報も入手可能です。毎月第一木曜日の定例開催を予定しており、今後も相談窓口を拡充してまいります。相談内容によっては事前準備が必要な場合がありますので、資料等は事前に商工会へご提供ください。

申込み・問い合わせ:串本町商工会 広域担当 上松(電話:0735-62-0044、メール:uematsu@kusimotochoshokokai.com)

▶詳細記事:【7月3日(木)】お困り事!ワンストップ支援!経営特別相談会のお知らせ/広域商工会東牟婁協議会

日々蓄積される売上データや顧客情報を有効活用できていないとお悩みの事業者様向けに、「ピボットテーブルを活用したデータ分析」セミナーを7月15日(火)9:30~16:30に開催します。

ピボットテーブルは表計算ソフトの機能で、大量のデータを素早く集計・分析でき、今まで半日かけていた集計作業を数分で完了できます。セミナーでは、効率的なデータ集計方法、視覚的なグラフ作成、複数データの関連付け分析など、実務に直結するスキルを習得できます。

対象は在職者で、難易度は初級〜中級レベル、定員15名の少人数制です。講師は豊富な実務経験を持つ株式会社東京ナレッジプランの夏野太郎氏で、企業の生産性向上を支援する公的職業訓練として開催されるため、非常にお得な受講料となっています。

申込期限は7月1日(火)まで、事業主からの指示が必要です。受講料振込は7月10日(木)までとなります。

問い合わせ:生産性向上人材育成支援センター(TEL:073-461-1691、E-mail:wakayama-seisan@jeed.go.jp)▶詳細記事:【7月15日開催】業務効率化を実現!「ピボットテーブルを活用したデータ分析」セミナーのご案内

「材料費高騰で経営が大変」「値上げ交渉が難しい」「若い従業員が見つからない」とお悩みの小規模事業者の皆様へ朗報です。2025年3月に国が「小規模企業振興基本計画第Ⅲ期」を閣議決定し、製造業等20人以下、商業・サービス業5人以下の事業者を手厚く支援する新制度がスタートしました。

補助金支援では持続化補助金が大幅拡充され、通常枠50万円、賃上げ特別枠150万円、インボイス特別枠50万円を組み合わせることで最大250万円まで受けられます。

融資支援では商工会の経営指導を6か月以上受けた事業者向けにマル経融資(最大2,000万円、年利1.11%、担保・保証人不要)を提供。

相談支援では「よろず支援拠点」で売上拡大、資金繰り、創業、商品開発等を無料・無制限で相談できます。

重点支援分野は、

今回の計画には過去最大規模の予算(当初予算1.08兆円、補正予算5.601兆円、小規模事業者対策610億円)が確保され、2030年までの5年間継続されます。

串本町商工会では制度説明・適性診断から事業計画書作成支援、申請手続き、採択後のフォローまで一貫してサポートいたします。どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

関連記事:小規模事業者持続化補助金解説小規模企業共済

▶詳細記事:【串本町の事業主必見】新しい支援制度で事業を成長させませんか?~小規模企業振興基本計画第Ⅲ期のご案内~

小規模事業者の皆様には、経営支援と合わせて福祉共済制度もご活用いただけます▶【串本町小規模事業者必見!】商工会の福祉共済で事業と生活を守る~加入のメリットと注意点~

和歌山労働局から「令和7年度における建設業の安全衛生対策の推進について」の通達が出されました。和歌山県内の建設業における死亡者数は5人と全産業の半数を占め、建設業における労働災害の被災者の約9割は社員数30人未満の企業という深刻な状況です。

今すぐできる5つの労働災害防止対策をご紹介します。

小規模事業者でも取り組める対策として、建設業労働災害防止協会の「コンパクトコスモス」活用で3年連続災害ゼロを達成した10人規模の会社事例もあります。高度安全機械等導入支援補助金などの支援制度も活用可能です。

関連リンク:墜落・転落災害撲滅の取組み熱中症クールワークキャンペーン高年齢労働者ガイドライン

▶詳細記事:【和歌山労働局通達】串本町の建設業者必見!現場の安全を守る今すぐできる5つの労働災害防止対策

電気料金の高騰や環境対応にお悩みの事業者の皆様へ、和歌山県の太陽光発電設備・蓄電池等導入支援事業補助金制度をご活用ください。最大で設備費用の半分近くをカバーできる可能性があります。

事業者向け補助金の詳細は、太陽光発電設備(1kWあたり5万円、上限500万円)、蓄電池(1kWhあたり7万円、上限210万円)、高効率空調機器・照明機器(設置費の2分の1、上限150万円)、高効率給湯機器(設置費の2分の1、上限50万円)となっています。重要な条件として、事業者は太陽光発電設備と蓄電池の同時設置が必要で、自家消費率50%以上が求められます。

申請期間は令和7年10月31日(金)17時までですが、予算に限りがあり先着順での受付となっています。県が実施する説明会を受講した設置事業者への依頼が必須条件です。申請から交付まで7つのステップがあり、設置工事の3週間前までに申請が必要です。

串本町は日照時間が長く太陽光発電に適した地域で、今後のスペースポート紀伊関連の観光客増加も見込まれる中、エネルギーコスト削減と環境対応は重要な経営戦略となります。この補助金制度を活用して省エネ・創エネに取り組み、経営の安定化と地域の脱炭素化に貢献しましょう。

詳細は和歌山県環境生活部環境政策局脱炭素政策課のウェブサイトを御覧ください:https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/032000/taiyoukouhojyo_jigyousya.html

▶詳細記事:【2025年版】和歌山県の太陽光発電・蓄電池導入補助金制度を徹底解説!申請期限と上限額を確認しよう

串本町では、町内の消費拡大と販売促進による地域活性化を目的に、令和7年度第1回プレミアムお買物券を販売いたします。

6月1日(日)午前10時から午後3時まで、串本町商工会と古座の中湊コミュニティセンターの2会場で販売を開始します。限定3,000セットで、ワンセット11,000円分を10,000円で購入できる大変お得な商品券です。お一人様5セットまで(50,000円分)の購入が可能で、ご家族による代理購入も認めています(本人を含めて最大200,000円まで)。

使用期間は6月1日(日)から8月31日(日)までとなっており、町内の参加店舗でご利用いただけます。6月2日以降は串本町商工会での販売となります(午前9時から午後5時まで、土日祝日は除く)。

参加店舗の皆様には換金手数料として、商工会員は1%、非会員は5%をお支払いいただきます。換金は小切手払いで、有効期限終了後の令和7年9月19日(金)まで対応します。

取り扱い店舗の地図はこちらをご覧ください。商工会への入会をご希望の方はこちらをご参照ください。

▶詳細記事:【6月1日(日)から】令和7年度 第1回【串本町プレミアムお買物券】販売します!

2025年版中小企業白書が示す厳しい経営環境の中、中小企業・小規模事業者の成長には「経営力」の向上が不可欠です。約30年ぶりの「金利のある時代」の到来、円安・物価高の継続、構造的な人手不足という3つの大きな変化に直面しています。

経営力強化は「個人特性面」「戦略策定面」「組織人材面」の3つの視点から取り組むことが重要です。個人特性面では経営者の変化への対応力と継続的な学習姿勢、戦略策定面では現状把握と中長期ビジョンの文書化、組織人材面では権限分散と補完型人材の確保が求められます。

従来のコストカット戦略から脱却し、デジタル化推進による生産性向上と適切な価格転嫁による付加価値増大が必要です。デジタル化では経営者自身が推進役となり、業務の棚卸しから始めるスモールステップが効果的です。価格転嫁では原価構造の正確な把握と自社価値の見直しが成功の鍵となります。

商工会では経営特別相談会(毎月第1木曜日)、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金などの支援制度を通じて、経営力強化をサポートしています。変化の時代を生き抜くため、早めのご相談をお勧めします。

関連記事:経営特別相談会小規模事業者持続化補助金業務改善助成金

▶詳細記事:2025年版中小企業白書に見る経営力強化の3つの視点 ~変化の時代を生き抜くための実践ポイント~

南海トラフ地震のリスクが高い串本町において、事業者の皆様の会社を守るための「事業継続力強化計画(ジギョケイ)」の認定取得をおすすめします。この制度はBCPの簡易版として中小企業でも取り組みやすく設計され、経済産業大臣による認定制度です。

認定取得により10の具体的なメリットが受けられます。主な内容として、ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金などの審査で加点対象となり採択率が向上、防災・減災設備の税制優遇措置(取得価額の16%特別償却)、日本政策金融公庫による低利融資(基準利率から最大0.9%引き下げ)、信用保証枠の拡大、損害保険料の割引などがあります。

さらに、認定ロゴマークの使用権取得により企業イメージの向上、従業員の安心感向上、サプライチェーンでの信頼性向上も期待できます。

令和7年度、串本町商工会では東京海上日動火災保険株式会社と連携し、9月にセミナーを開催、10事業者の計画策定を個別サポートする予定です。

事業継続力強化計画の詳細はこちらをご覧ください。小規模事業者持続化補助金についてはこちらをご参照ください。

▶詳細記事:【南海トラフ対策】災害への備えで会社が強くなる!事業継続力強化計画のすすめ

最新の和歌山県景気動向調査によると、県内景況BSIは6.2ポイント下降しており、紀南地域は特に13.6ポイント下降して△17.6と厳しい状況です。経営上の問題点として「売上不振」が28.0%で最多、次いで「人材不足・人員不足」が23.3%、「原材料価格の高騰」が21.6%となっています。

こうした課題への対策として、以下の取り組みが効果的です。

また、串本町には2025年からのスペースポート紀伊関連の観光客増加や紀勢自動車道の延伸など、追い風となる要素もあります。これらのチャンスを活かした事業展開を検討しましょう。

串本町商工会では、経営課題解決に向けた支援メニューをご用意しております。景気動向調査の詳細データ提供や経営相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

▶詳細記事:【県内景気動向から見る】串本町事業者の経営戦略 ~売上不振と人材不足を乗り切る具体策~

和歌山県が今年度から始める「和歌山一番星アワード」の募集が7月1日からスタートします。この制度は優れた県産品を厳選して認定し、全国・世界へ向けて強力に推奨するもので、認定されれば自社製品の知名度アップや販路拡大の機会となります。

対象は加工食品および産業製品(生活雑貨や工芸品など)で、1事業者につき1商品の申請が可能です。認定商品は約20商品程度が予定され、グランプリなども選定されます。認定期間は5年間で、専用ロゴの使用やメディアでのPR、展示会出展の機会など様々な支援を受けられます。

審査基準は①品質・機能・デザイン、②県内関連性、③発展可能性の3点です。申請期間は2025年7月1日(火)から7月22日(火)までで、申請は公式WEBサイト▶https://ichibanboshi.pref.wakayama.lg.jp

2025年にはスペースポート紀伊関連の観光客増加が見込まれる串本町の事業者にとって、自社商品をPRする絶好のタイミングです。串本町商工会では申請を検討される事業者のサポートを行っていますので、お気軽にご相談ください。

▶詳細記事:【和歌山一番星アワード】県内事業者必見!優れた県産品を全国・世界へ発信するチャンス

中小企業者の皆様向けに「中小企業新事業進出促進補助金」の第1回公募が始まりました。この補助金は、既存事業と異なる新たな事業への挑戦を支援し、企業規模の拡大や付加価値向上を図り、従業員の賃上げにつなげることを目的としています。

補助金額は従業員数に応じて750万円から最大7,000万円まで、補助率は一律1/2です。賃上げ特例適用で上限額が引き上げられます。申請には3~5年の事業計画策定が必要で、「機械装置・システム構築費」または「建物費」を必ず含める必要があります。

申請締切は令和7年7月10日(木)18:00までで、GビズIDプライムアカウントを使用した電子申請のみ受付となります。アカウントをお持ちでない方は早めの取得をお勧めします。電子申請は6月中旬から開始予定です。

串本町商工会では、申請をお考えの事業者に対して事業計画の策定支援や書類作成のアドバイスを行っていますので、ご検討の方はお早めに商工会までご相談ください。

▶詳細記事:【補助金情報】令和7年度 中小企業新事業進出促進補助金のご案内

串本町商工会では、紙の会報からメールマガジンへの移行を推進しています。メールマガジンに切り替えることで、以下の5つのメリットがあります。

利用にあたっての注意点として、PC・スマホ・タブレットでの閲覧を想定していること、メールアドレス変更時の手続き、配信停止の反映に最大3日かかる可能性、パケット料金は自己負担となること、指定ドメイン受信拒否の設定確認が必要なことが挙げられます。
ペーパーレス化推進の一環として、ぜひご検討ください。

◆詳細記事:【串本町商工会メールマガジン】最新情報を受け取れる、無くさない、検索可能!メリットがたくさん

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