会員の皆様、残暑の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
8月に入り、いよいよお盆シーズンの到来となりました。今年は8月13日から17日までの5日間となり、帰省や観光需要の大幅な増加が見込まれております。串本町においても、橋杭岩をはじめとする美しい海岸線への観光客が一年で最も多い時期を迎え、地域経済にとって極めて重要な繁忙期となっております。
全国的な旅行動向では、2025年夏休み期間の国内旅行者数は7,220万人、総消費額は3兆3,212億円と前年を上回る予想となっており、大阪・関西万博の好調な入場者推移とも相まって、和歌山県への観光需要増加が大いに期待されます。
一方、今年6月から施行された改正労働安全衛生規則により、企業における熱中症対策が法的義務となりました。連日の猛暑が続く中、従業員の安全確保は事業継続の大前提となります。
経済情勢については、2025年春闘の賃上げ効果が期待される一方、原材料費や光熱費の高止まりが事業環境を厳しくしている状況が続いており、適切な価格設定と生産性向上による収益確保が重要な課題となっています。
事業支援に関しましては、小規模事業者持続化補助金の次回公募に向けた準備支援や、お盆期間中の観光需要取り込みに向けた販路開拓支援を継続実施しております。また、デジタル化による業務効率化についても、引き続き経営相談や計画策定のサポートを提供してまいります。
8月は一年で最も暑い時期となります。熱中症対策をはじめとした健康管理に十分ご留意いただき、安全で実りある夏季繁忙期をお過ごしください。事業運営や経営に関するご相談がございましたら、どうぞお気軽に商工会までお申し付けください。
目次
近鉄百貨店和歌山店の「紀州路物産品コーナー」で、9月1日から9月30日まで商工会専用ブースを設けて、東牟婁郡の特産品を販売することになりました。
対象商品は生鮮品、加工品、工芸品、土産品などで、和歌山県内に事業所がある方が販売する商品で県産品としてふさわしいものです。県内での製造・生産が原則で、継続供給が可能な特産品等であることが条件となります。食品については製造から7日以上の賞味期限が必要で、PL法対応保険加入とHACCP衛生管理のもとで製造されたものが対象です。
取引条件は委託販売で、販売手数料は売上金額(税込)の20%です。1事業者につき5品目まで応募可能で、毎月15日締め翌月15日支払いの精算となります。
申込みには出品申込書(様式①-A)、商品仕様書(様式②-A)、商品PR(様式③-A)の3点の書類と差入書(押印必要)が必要です。販売にはインボイス登録番号も必要となります。
申込み締切は8月12日までです。提出方法はメール(uematsu@kushimotochoshokokai.com)、FAX(0735-62-1285)、窓口持参のいずれでも可能です。
▶詳細記事:近鉄百貨店和歌山店「紀州路物産品コーナー」へ商品を出品してみませんか?
スペースポート紀伊周辺地域協議会が主催する「カイロスロケット打ち上げ見学会」で、田原海水浴場の出店者を募集中です。来場者約2000人規模のイベントで、出店料は無料という絶好のビジネスチャンスです。
対象は和歌山県内に店舗や工場がある事業者、移動販売(キッチンカー)事業者、ロケットや宇宙関連グッズを販売している事業者で、約20店舗程度を募集しています。出店者は1間間口(約1.8メートル)のスペースで2名以上での販売が条件となります。
県内外から多くの観光客や宇宙ファンが訪れる予定で、グルメや地域特産品、宇宙関連グッズなどの販売を通じてイベントを盛り上げていただけます。また、全国レベルで注目される出来事のため、各種メディアが取材に訪れ、自然な形でのPRも期待できます。
申込み・問い合わせは株式会社テレビ和歌山まで。電話:073-455-5721(平日10時~17時30分)、FAX:073-452-7380、メール:higashino@tv-wakayama.co.jp。申込み締切は9月5日(金)必着となっています。
▶詳細記事:カイロスロケット打ち上げ見学会の出店者募集!田原海水浴場で2000人規模のイベント
2025年度、和歌山県の最低賃金は初めて1,000円台突入が予想され、事業者の皆様にとって人件費増加は大きな課題となっています。この対策として注目されるのが「業務改善助成金」です。
2025年度の制度変更点として、申請期間が第1期(4月14日~6月13日)、第2期(6月14日~地域別最低賃金改定日前日)に分けられ、助成率は事業場内最低賃金1,000円未満で80%、1,000円以上で75%が適用されます。助成上限額は30万円から600万円まで設定され、小規模事業者により有利な条件となっています。
対象設備投資には、POSレジシステム、顧客管理システム、調理機器、作業効率向上機械、経営コンサルティング、従業員研修なども含まれます。串本町では2025年のスペースポート紀伊本格稼働により観光客増加が期待される中、将来需要に備えた設備投資を検討する絶好の機会です。
8月22日開催のセミナーでは、和歌山働き方改革推進支援センターの専門講師による実践的な内容をお伝えします。制度変更点、申請書作成のポイント、設備投資の選び方など、申請成功率を高める具体的なノウハウを習得できます。また、8月7日と9月4日の経営特別相談会では個別サポートも実施いたします。
▶詳細記事:【8月22日開催】業務改善助成金セミナーで最低賃金対策を万全に!
広域商工会東牟婁協議会では、8月7日(木)午前10時~午後4時に串本町商工会2階相談室において「経営特別相談会」を開催いたします。東牟婁地域の小規模事業者が直面する様々な経営課題をワンストップで解決することを目指し、複数の専門機関が連携してサポートします。
相談窓口は7団体設置され、日本政策金融公庫田辺支店(融資・事業承継マッチング支援)、和歌山県よろず支援拠点(売上拡大・資金繰り・創業相談)、和歌山働き方改革推進支援センター(業務改善助成金・就業規則相談)、和歌山県事業承継・引継ぎ支援センター、和歌山県中小企業活性化協議会(経営改善・事業再生支援)、下請かけこみ寺(取引トラブル相談)、串本町商工会(会計記帳相談)が皆様の相談に無料で対応します。
対象は広域商工会(串本町商工会、古座川町商工会、南紀くろしお商工会、北山村商工会)の会員である小規模事業者で、参加費は無料です。複数の相談窓口利用も可能で、「どこに相談したらよいかわからない」「問題が複雑で多岐にわたっている」といった方にも最適です。今後は毎月第一木曜日に定例開催予定です。
事業承継相談をご希望の方は、事前アンケートへのご協力をお願いいたします。お申し込み・お問い合わせは串本町商工会まで。
▶詳細記事:【8月7日(木)】お困り事!ワンストップ支援!経営特別相談会のお知らせ/広域商工会東牟婁協議会
串本町でスペースポート紀伊による新たな観光需要が見込まれる中、海外展開に興味のある事業者の皆様に、わかやま産業振興財団の充実した支援制度をご紹介します。
海外展開支援補助金では3つのコースを用意しており、展示会コース(補助額10万円~100万円)、市場調査コース(10万円~50万円)、展示会+市場調査コース(10万円~150万円)があり、いずれも補助率1/2以内です。申請締切は8月27日(水)17時必着です。海外出願支援補助金では、特許・商標等の外国出願を支援し、特許は最大150万円、商標等は最大60万円の補助(補助率1/2)が受けられます。申請締切は8月29日(金)17時必着です。
商談会では、10月29日~30日に白浜で「和歌山県産品マッチング商談会」(申込締切7月28日)、2月3日に大阪で「わかやま産品商談会in大阪2026」(申込期限9月12日)を開催し、三井物産流通グループ、成城石井、東急百貨店などの有力バイヤーとの商談機会を提供します。
海外未展開企業向けには「グローバルビジネス可能性調査ヒアリング分析」を完全無料で実施し、海外展開の可能性を分析してフィードバック、事業計画書策定支援も行います。観光業、水産業、小売業など、様々な業種での活用が可能です。
詳しい申請手続きや相談については、わかやま産業振興財団(073-435-5200)または串本町商工会までお気軽にお問い合わせください。
▶詳細記事:わかやま産業振興財団の海外展開支援制度をご紹介【串本町事業者の皆さまへ】
広域商工会東牟婁協議会では、令和7年9月4日(木)に革新的な体験型研修「ワールドリーダーズ」を開催いたします。従来の「聞くだけ」研修とは全く違う、ゲーム形式で楽しみながら経営とSDGsを学べる画期的なプログラムです。
ワールドリーダーズは、3~6名のチームで会社を経営し、利益を競いながらSDGsを学ぶビジネスゲームです。労働力・資金・情報を使って事業拡大し、他チームとの交渉や駆け引きを通じて、現実的なビジネス感覚を身につけます。参加者からは「3時間があっという間!」「シンプルに面白かった!」との声が寄せられており、圧倒的な没入感が特徴です。
ゲームを通じて経営判断力、チームワーク、SDGs思考、リーダーシップなどのスキルが自然に身につき、従業員同士の新たな発見やチーム一体感の醸成にもつながります。東牟婁地域の事業者同士が一堂に会する貴重な機会でもあり、業種を超えた新たなビジネスパートナーシップの構築が期待できます。
SDGsは大企業だけでなく中小企業にこそメリットがあり、観光業では宿泊予約サイトでSDGs認証マークが表示されるなど、お客様の選択基準となりつつあります。スペースポート紀伊開業による観光客増加も期待される今、この変化をチャンスに変える準備が必要です。
研修参加費は無料で、定員に限りがございます。お申し込みは専用フォームまたは各構成商工会(串本町・古座川町・那智勝浦町・太地町・北山村)まで。お早めにお申し込みください。
▶詳細記事:楽しみながら学ぶ【ワールドリーダーズ研修】令和7年度東牟婁地域で開催決定!
「ITやSNSを活用したいがやり方がわからない」「専門知識が必要だが社内にいない」「人材採用をしたいが予算が厳しい」といった課題を抱える串本町事業者の皆様に、画期的な解決策をご紹介します。
副業プロ人材とは、大企業で培った専門知識や経験を持つ社員やフリーランスが、本業の空き時間を使って中小企業の課題解決をサポートする仕組みです。正社員雇用ではなく業務委託契約で必要な期間だけ専門知識を活用でき、人件費の8割を補助してくれる制度があります。月10万円の専門家でも実質負担は2万円だけとなります。
実際の成功事例として、ECサイト売上数倍増、SNS集客大幅アップ、業務効率化・DX推進、採用支援成功などの実績があり、和歌山県内でも集客や販売力強化で成果を上げ、繰り返し活用している事業所があります。契約成立まで一切費用はかからず、面談段階で「この人では難しそう」と判断した場合も費用負担なしでお断りできます。
串本町商工会では、HiPro Direct for Localというサービスを通じて副業プロ人材活用をサポートしており、課題の整理から募集要項作成支援、補助金申請サポート、契約手続きの案内まで全面的にバックアップします。スペースポート紀伊の本格稼働を前に、今こそ事業基盤を強化する絶好の機会です。
詳細については和歌山県プロフェッショナル人材戦略拠点をご確認いただくか、串本町商工会までお気軽にご相談ください。
▶詳細記事:【串本町事業者必見】副業プロ人材で経営課題を解決!8割補助でリスクなし
「従業員を募集しても応募が来ない」「経験者を採用したいけれど見つからない」という人材確保の課題を抱える串本町事業者の皆様に、国が設立した公的支援機関「産業雇用安定センター(愛称:ジョブ産雇)」をご紹介します。
産業雇用安定センターは1987年設立の厚生労働省所管機関で、設立以来37年間で約26万人の再就職・出向を支援した実績があります。2024年度だけでも全国で11,107人の出向・移籍を成立させており、全てのサービスを完全無料で利用できます。
主要サービスは3つです。「人材マッチング」では企業同士での経験豊富な即戦力人材の橋渡しを行い、「キャリア人材バンク」では60歳以上の経験豊富なシニア人材に特化したマッチングを実施します。「在籍型出向支援」では従業員が元の会社に在籍したまま一定期間他社で働く仕組みを提供し、観光業の繁閑調整や人材育成に効果的です。
串本町の産業特性を活かした活用パターンとして、観光業の繁忙期・閑散期の人員調整、事業承継時の管理職経験者採用、従業員のスキルアップのための出向などが考えられます。全国47都道府県に事務所があり、約500人の専任コンサルタントがマンツーマンでサポートするため、契約書作成や条件調整も安心して任せられます。
利用方法は和歌山事務所(073-432-4690、平日9:00-17:00)への電話相談から始まり、「まず話だけ聞いてみたい」という段階でも気軽に連絡できます。
▶詳細記事:【2025年最新】串本町の人手不足を解決!産業雇用安定センターの無料支援サービス活用ガイド
第11回『元気わかやま』ビジネスプランコンテストの応募が始まりました。今年のテーマは「もっとチャレンジしやすく!あなたのアイデアが未来を創る」で、和歌山県内最大規模のビジネスプランコンテストです。応募締切は令和7年9月6日(金)です。
コンテストは2部門制で、「実践・実行部門」では県内で今後1年以内に事業実施予定の方や起業5年未満の事業者が対象となり、最優秀賞20万円が用意されています。「アイデア部門」では県内で起業を目指している方やアイデア段階の方が対象で、最優秀賞5万円となっています。
串本町の地域特性を活かしたビジネスプランには多くの可能性があります。2025年からのスペースポート紀伊稼働開始を活用したロケット打上げ見学ツアーや宇宙テーマ土産品開発、本州最南端の魅力を活かした体験型観光サービス、串本近海の新鮮な魚介類を活用した商品開発や直販システムなどが考えられます。また、高齢化や人口減少への対応として、IT技術を活用した見守りサービスや移住促進サービスなど地域課題解決型のプランも評価されます。
応募は今年からGoogleフォームで簡単に行えるようになりました。審査は新規性・創造性、市場性・成長性、収益性、地域・社会への貢献度、プレゼンテーション評価の5つの観点から行われます。
串本町商工会では、ビジネスプランコンテストの応募から事業化まで一貫した支援を行い、事業計画書作成支援、創業関連補助金情報提供、和歌山県よろず支援拠点との連携による専門相談などをサポートします。
応募フォーム:https://forms.gle/19A1MXYLjf1H1qcV7
▶詳細記事:【締切9月6日】第11回『元気わかやま』ビジネスプランコンテスト応募のすすめ!
電気料金の高騰や環境対応でお悩みの事業者の皆様に、和歌山県の「太陽光発電設備・蓄電池等導入支援事業補助金」をご紹介します。2025年度も継続実施されており、設備費用の半分近くをカバーできる可能性があります。
事業者向け補助金の概要として、太陽光発電設備は上限50万円(1kWあたり4万円)、蓄電システムは上限20万円(1kWhあたり2万円)の補助が受けられます。その他、高効率空調機器(上限30万円)、高効率照明機器(上限50万円)、高効率給湯機器(上限30万円)も対象です。注意点は、太陽光発電設備と蓄電池は同時設置が必須条件で、いずれか単体での申請は不可となっています。
申請期間は令和7年10月31日(金)17時までですが、予算に限りがあり先着順受付のため早めの申請が重要です。設置工事の3週間前までの申請が必要で、県が実施する説明会を受講した設置事業者への依頼が条件となります。事業者向けには自家消費率50%以上の要件があります。
串本町は日照時間が長く太陽光発電に適した地域で、2025年からのスペースポート紀伊稼働に伴う観光客増加を見据えたエネルギーコスト削減や環境対応は重要な経営戦略となります。太陽光発電設備導入により、電気料金削減、停電時の電力確保、環境配慮企業としてのイメージ向上などのメリットが期待できます。
詳しい情報は和歌山県環境生活部環境政策局脱炭素政策課のウェブサイトhttps://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/032000/taiyoukouhojyo.html をご確認ください。
▶詳細記事:【2025年版】和歌山県の太陽光発電・蓄電池導入補助金制度を徹底解説!申請期限と上限額を確認しよう
串本町商工会では、ペーパーレス化の推進により、従来の紙による会報(インフォメーション)から「串本町商工会メールマガジン」への変更をお勧めしています。
メールマガジンの主なメリットとして、最新情報が素早く入手でき、有用な情報の場合は迅速な対応が可能になります。また、メールでの記録が残るため書類を探す手間が省け、紙の書類節約にもつながります。さらに、メール等の対応が苦手な方にとって練習の良い機会となります。
メールでの情報は、PC、スマホ、タブレットでの閲覧を想定しており、いつでもどこでも最新情報をチェックできます。メールアドレスの変更をご希望の場合は、事業所名、お名前、新しいメールアドレスをお知らせください。
配信停止など登録内容の変更が反映されるまで最大3日程度お時間をいただく場合があります。メール受信にかかるパケット料金、回線費はご自身のご負担となり、指定ドメイン受信拒否を設定されている場合は届かない場合がございますので予めご了承ください。
環境にやさしく、利便性の高いメールマガジンをぜひご活用ください。お申し込みは専用フォーム:https://forms.gle/Zb9SdeUiQD43uZ2v8 からお手続きください。
▶詳細記事:【串本町商工会メールマガジン】最新情報を受け取れる、無くさない、検索可能!メリットがたくさん