串本町商工会の会員の皆さま 県内商工会の皆さま 名刺交換させていただいた皆さま 報道機関の皆さま
秋冷の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
9月は、秋の行楽シーズンを前にした仕込みなど、会員の皆様におかれましては、繁忙な夏を越え、次なる需要期への備えにお忙しい日々をお過ごしのことと存じます。
全国に目を向けますと、インバウンド観光の本格的な回復に加え、過ごしやすい気候となる10月は、旅行やイベントへの需要が一年で最も高まる時期の一つです。串本町においても、全国的な注目を集めるカイロスロケットの次期打ち上げに向けた準備が進められており、地域経済の活性化への期待が寄せられています。
その一方で、依然として続く原材料費やエネルギー価格の高騰に加え、来月11月1日からは和歌山県の最低賃金が1,045円へと引き上げられます。事業者の皆様にとっては、コスト増加という厳しい「向かい風」への備えが急務となっています。
串本町商工会としましては、この最低賃金の引き上げを、生産性向上と賃上げを同時に実現する好機と捉えていただけるよう、国の「業務改善助成金」の活用を強力にサポートしてまいります。また、年末商戦やインバウンド需要の取り込みに向けたデジタル化支援、南海トラフ地震に備えるための「事業継続力強化計画」の策定支援などを通じ、皆様の事業基盤の強化に全力で取り組む所存です。
季節の変わり目でございますので、皆様どうぞご自愛いただき、実り多き秋をお過ごしください。今月号のメールマガジンが、皆様の事業運営の一助となれば幸いです。ご相談事がございましたら、どうぞお気軽に商工会までお申し付けください。
目次
事業主の皆様、ご自身の健康や従業員の福利厚生について、備えは万全でしょうか?商工会では、会員の皆様のために、手頃な掛金で大きな安心を得られる「商工会会員福祉共済」をご用意しています。
この制度は、利益を目的としない会員同士の「助け合い」の精神に基づいているため、年齢や職業に関わらず掛金が一律(傷害プランの場合)という大きな特徴があります。
基本となる傷害プラン(月々2,000円~)では、仕事中はもちろん、プライベートでのケガによる入院や通院を24時間保障します。さらに、ご家族全員が対象となる「個人賠償責任保険(最高2億円)」が自動で付いてくるため、日常生活の万が一の備えとしても非常に心強い内容です。
また、必要に応じて病気やがん、死亡保障の特約を組み合わせることも可能です。特に、従業員のために事業主が掛金を負担した場合、その費用は全額「福利厚生費」として経費計上でき、節税にも繋がります。
手続きは簡単で、万が一の際の共済金の支払いもスピーディーです。大切な事業と暮らしを守るため、この機会にぜひご検討ください。
▶詳細記事:商工会福祉共済、ご存知ですか?月々2,000円から始める「助け合い」の備え
東牟婁地域で創業を目指す方を対象とした、参加費無料の「創業セミナー」を開催します 。
本セミナーは、国が設けた「特定創業支援等事業」です 。定められた「経営」「財務」「人材育成」「販路開拓」の4分野をすべて受講された方は、町から認定を受けることができます。
この認定により、会社設立時の登録免許税の半額免除 、融資の自己資金要件の緩和 、最大200万円の小規模事業者持続化補助金【創業枠】への申請資格など、資金面で大きなメリットが受けられます 。
セミナーでは、専門家のサポートを受けながら、融資の現場で使われる事業計画書の作成にも挑戦します 。
開催は11月で、串本会場と太地会場のいずれかをお選びいただけます 。お申し込みはWEBフォーム、またはお近くの商工会窓口やお電話でも可能です 。
▶詳細記事:東牟婁地域で始めるあなたの事業。創業セミナーが、夢の実現を後押しします。
南海トラフ地震への備えは万全でしょうか。今回は、もしもの時にあなたのお店と従業員、そしてご家族の生活を守るため、国が後押しする「事業継続力強化計画(愛称:ジギョケイ)」についてご案内します。
この計画は、自然災害の発生時に事業を継続するための計画を国に認定してもらう制度です。 大企業向けの複雑なBCPとは違い、小規模事業者が取り組みやすいように内容が簡素化されているのが大きな特徴です。 例えば、「従業員の安否確認の方法」や「停電時の支払い準備」など、身近な備えを計画に盛り込んでいきます。
国の認定を受けると、ものづくり補助金等が採択されやすくなる加点措置や、自家発電機といった防災・減災設備投資額の18%を特別償却できる税制優遇(※令和7年3月31日まで) 、さらに
日本政策金融公庫の融資金利が最大0.9%引き下げになるなど、具体的で大きなメリットがあります。
補助金の活用を検討されている場合、計画の申請から認定まで標準で45日ほどかかるため、公募が始まってからでは間に合いません。
串本町商工会では、専門家と連携し、計画づくりから申請まで無料でサポートいたします。 まずは基本から学べる「ジギョケイ策定支援セミナー(10月22日(水)開催)」や、個別でじっくり相談できる「経営特別相談会(10月9日(木)、11月6日(木)開催)」をご用意しましたので、この機会にぜひご参加ください。
▶詳細記事:【事業継続力強化計画】南海トラフ地震に備え、国があなたのお店を支えます
南海トラフ地震などに備える「事業継続力強化計画」について、「重要性は分かるけれど、何から手をつけて良いか分からない」とお悩みではありませんか?
そんな皆様の「はじめの一歩」を後押しするため、専門家と一緒に計画の基本を学ぶ無料セミナーを開催します。
講師には防災・減災の専門家である東京海上日動火災保険株式会社の辻本和寛氏をお招きし、小規模事業者が押さえるべき計画の「勘所」を分かりやすく解説いただきます。 一人で悩む時間を専門家への質問に変え、計画策定をスピードアップさせる絶好の機会です。
また、セミナー後には、より具体的な相談ができる個別相談会(11月6日開催)もご用意しております。
参加は無料ですが、定員20名の先着順となりますので、ご興味のある方はぜひお早めにお申し込みください。
お申し込みは、詳細記事内の専用フォームまたは、商工会へのお電話(0735-62-0044)にて承ります
▶詳細記事:【10/22開催・参加無料】専門家と学ぶ「事業継続力強化計画」策定セミナー
広域商工会東牟婁協議会では、人手不足や売上減少など、経営に関する様々なお悩みをワンストップで解決するための「経営特別相談会」を11月6日(木)に開催します。
この相談会には、資金繰りや事業承継、販路開拓、労務問題、災害対策など、各分野の専門家が一堂に会します。 複数の課題を抱えている方や、どこに相談すればよいか分からないという方にとって絶好の機会です。
今回は、従来の相談窓口に加え、南海トラフ地震への備えとして注目される「事業継続力強化計画(ジギョケイ)」の策定を支援する窓口を新たに開設しました。 専門家のアドバイスを受けながら、災害に強い事業計画を作成できます。
相談会は無料で、広域商工会の会員様ならどなたでもご参加いただけます。 ご相談は予約優先となりますので、記事内に記載の申込みフォームよりお早めにお申し込みください。
【開催概要】
▶詳細記事:【11月6日(木)】お困り事!ワンストップ支援!経営特別相談会のお知らせ/広域商工会東牟婁協議会
2025年に予定されている育児・介護休業法などの法改正や、スペースポート紀伊本格稼働に伴う人材確保といった課題に対応するため、全11回の無料オンラインセミナーを開催します 。
このセミナーでは、社会保険労務士を講師に迎え、「同一労働同一賃金」「育児・介護休業法」「ハラスメント対策」「年次有給休暇の管理」など、中小企業が直面する重要な5つのテーマについて分かりやすく解説します 。
セミナーは令和7年9月から令和8年2月までZoomにて開催され、定員は各回120名です 。ITが苦手な方でもスマートフォンから簡単にご参加いただけます 。
法改正に負けない強い会社づくりと、従業員が安心して働ける環境整備のために、ぜひこの機会をご活用ください。お申し込みは記事内のQRコード、FAX、メールにて受け付けております 。
▶詳細記事:【無料参加】働き方改革オンラインセミナー全11回開催!串本町の中小企業が知っておくべき5つのポイント
2025年11月1日から、和歌山県の最低賃金が現行の980円から1,045円へ、65円引き上げられます 。この人件費増に対応するため、国や県では事業者向けに手厚い支援策を用意しています 。
この記事では、串本町の事業者がすぐに活用できる5つの主要な支援策を解説しています 。
串本町商工会では、これらの複雑な申請手続きのサポートから、事業計画書の作成支援まで一貫して行います 。最低賃金の引き上げを、生産性向上と事業成長の機会として活用するために、まずはお気軽にご相談ください 。
▶詳細記事:【2025年版】和歌山県最低賃金1,045円に!串本町の事業者が知っておきたい5つの支援策
年に一度、京都大学の施設が特別公開される「京大ウィークス」。今年は串本町にある「紀伊大島実験所」が一般公開され、普段は入れない研究施設で本州最南端の豊かな自然について学べる貴重な機会です。
当日は、実験所長であり生態学の専門家でもある伊勢武史准教授によるミニ講義と、解説付きの実験所見学ツアーが開催されます。伊勢准教授の研究は中学校の教科書にも掲載されており、大人から子供まで楽しめる内容です。
身近な海の生き物や自然の奥深さに触れることができるこのイベントに、ぜひご家族で参加してみてはいかがでしょうか。
【開催概要】
▶詳細記事:京大ウィークス2025開催!本州最南端の自然を専門家と学ぶ絶好の機会
円安や人手不足など、厳しい経営環境を乗り越えるためのヒントを、広報誌「月刊商工会」の記事からご紹介します。
この記事では、日々の事業活動にすぐに取り入れられる5つの具体的なアイデアを解説しています。 例えば、これまで捨てていたものに新たな価値を見出す「廃棄物の価値化」、スムーズな世代交代を実現する「事業承継」のポイント、従業員の成長を促す「人材育成」の方法、そしてコストをかけずに効果的な宣伝を行う「無料PR術」など、明日から実践できる情報が満載です。
これらのヒントを参考に、ご自身の事業の課題解決や新たな取り組みに繋げてみてはいかがでしょうか。 詳細は、ぜひ元記事をご覧ください。
▶詳細記事:「月刊商工会」から学ぶ、私たちの商売を元気にする5つのヒント
人手不足や情報発信、DX化といった経営課題に対し、わかやま産業振興財団が提供する多彩な支援策をご紹介します。
まず、人材確保やSNS・広告活用にお悩みの方には、専門家から実践的なノウハウを学べるオンラインセミナーがおすすめです。「はじめての採用戦略セミナー」や「広報・PRセミナー」が開催され、求める人材に響く魅力の伝え方や、お客様の心に届く情報発信のコツを学べます。
また、「DXやAIは難しそう」と感じている方向けには、「イノベーション推進のためのDXセミナー」が開催されます。専門家がAIの具体的な活用法を解説し、日々の業務を効率化するヒントが得られます。
さらに、新たな販路開拓を目指す事業者様には、東京で開催される「LIFE×DESIGN」や県内での「わかやま産品商談会」といった展示会・商談会への参加機会も提供されます。
これらの支援策に関する最新情報は、財団の情報サイト「WAKA-CHEER」や公式LINEアカウントでご確認いただけます。一人で悩まず、これらの支援策を活用し、事業の成長に繋げませんか。ご相談は串本町商工会までお気軽にどうぞ。
▶詳細記事:人材不足やDX化に悩んでいませんか?わかやま産業振興財団の支援策を活用しましょう!
会員の皆様、日々の経営お疲れ様です。「補助金の案内に気づいた時には締め切りが過ぎていた」といったご経験はございませんか? 串本町商工会では、こうした機会損失を防ぎ、皆様の事業をさらに力強くサポートするため、従来の紙の会報に加えて「メールマガジン」での情報提供を推進しております。
メールマガジンへの移行は、商工会の印刷・郵送費用を大幅に削減し、その費用を新たなセミナーの開催や経営支援サービスの充実といった形で、会員の皆様へ還元することにつながります。
何より大きなメリットは、情報の速さです。公募期間が短い補助金や助成金の情報を、公開後すぐにお手元のパソコンやスマートフォンへお届けできるため、準備期間を十分に確保でき、資金調達のチャンスを逃しません。
「パソコン操作は苦手で…」という方もご安心ください。操作はメールを読むだけで、もし不明な点があれば商工会スタッフが丁寧にサポートいたします。 これは、皆様の事業をより強くするための、商工会からの新しいご提案です。 ぜひこの機会にご登録をお願いいたします。
▶詳細記事:【商工会メルマガ】経費削減と補助金情報を見逃さない!メールでの情報提供もご利用ください